落語ユニット「ソーゾーシー」とは?春風亭昇々、瀧川鯉八、立川吉笑、玉川太福所属!

ソーゾーシー 落語雑学
スポンサーリンク

「春風亭昇々」「瀧川鯉八」「立川吉笑」「玉川太福+玉川みね子」。

この5人で結成された落語家+浪曲師のユニット「ソーゾーシー」は最近何かと話題。

ということでソーゾーシーってどんなユニット?その目的と成り立ち、各メンバーの特徴、落語会の様子などなど掘り下げて解説していきたいと思います。

ソーゾーシーの情報まとめ
  • メンバーは春風亭昇々、瀧川鯉八、立川吉笑、玉川太福+玉川みね子
  • 結成理由は新作落語をスタンダードにするため
  • 公演は基本ネタおろしの新作落語
  • 2017年結成し2021年も全国ツアー開催
  • YouTubeやSNSなど積極的にメディア展開
スポンサーリンク

そもそもソーゾーシーってなに?

落語家の春風亭昇々、瀧川鯉八、立川吉笑と浪曲師の玉川太福+玉川みね子の4人+1人による落語+浪曲ユニット「ソーゾーシー」。

始まりは2017年。春風亭昇々が立川吉笑に落語のユニットを結成しようと提案。そこからトントン拍子に話は進みます。まず、二人だけだと心細い。そこでメンバーを集めようとユーロスペースで開催する渋谷らくごや成金などで一緒に活動していた、旧知の仲の滝川鯉八や玉川大福を誘います。

春風亭昇々さん曰く結成の目的は“新作やってるのが邪道だ的な扱いがまだ残っておりそれを変えていくこと”

「新作落語をスタンダードに」を掛け声のもとに結成しました。だから集まった落語家や浪曲師はみんな新作落語・新作浪曲を得意とする演者。

基本的にはどの落語会も新作のネタおろし(初演)をしています。

もちろんソーゾーシーのユニット名は言わずもがな「騒々しい」よりとったとのこと。喫茶店のルノアールで集まってみんなでいろんな案を出しあって、結局LINEでやり取りし決定したそうです。

スポンサーリンク

ソーゾーシーのメンバー

左から立川吉笑、春風亭昇々、滝川鯉八、玉川太福

春風亭昇々

ソーゾーシーの創造主

二ツ目の落語家と講談師で結成された落語ユニット「成金」時代よりイケメン落語家として名をはせていた「春風亭昇々」。

成金では顔がいいだけといじられることもお約束。春風亭昇太さんのはじめてとった弟子。主に新作落語を主軸として活躍しています。

▶春風亭昇々の動画無料視聴
▶︎30日間無料落語動画見放題AmazonPrime解説

春風亭昇々のProfile

●Profile
芸名:春風亭昇々(しゅんぷうてい しょうしょう)
本名:柴田裕太
生年月日:1984年11月26日
出身地:千葉県松戸市
HPTwitterYouTube

●芸歴受賞歴
2007年4月/春風亭昇太入門。前座名「昇々」
2011年4月/二ツ目昇進
2021年5月/真打昇進
2016年/第二回渋谷らくご大賞
2020年/渋谷らくご創作大賞

瀧川鯉八

ソーゾーシーの食担当

新作落語オンリー、かつぶっ飛んだネタで新作落語好きをもっとも喜ばせている一人が瀧川鯉八。ストーリーよりも奇想天外な設定自体で笑わせてくれる期待の落語家。

▶瀧川鯉八の動画無料視聴
▶︎30日間無料落語動画見放題AmazonPrime解説

瀧川鯉八のProfile

●Profile
芸名:瀧川鯉八(たきがわ こいはち)
生年月日:1981年3月27日
出身地:鹿児島県鹿屋市
HPTwitter

●芸歴受賞歴
2006年08月/瀧川鯉昇に入門。前座名「鯉八」
2010年08月/二ツ目昇進
2015年12月/第一回渋谷らくご大賞受賞
2017年12月/第三回渋谷らくご大賞受賞
2018年12月/第四回渋谷らくご大賞受賞
2020年03月/花形演芸大賞銀賞受賞
2020年05月/真打昇進
2021年03月/花形演芸大賞金賞受賞

玉川太福

ソーゾーシーのガッテン親分

講談界の今やエースが神田伯山とすれば浪曲界での人気・注目NO.1といえば玉川大福といっても過言ではありません。国本武春亡きあと、浪曲の未来を担う最有力として注目されています。

第1回渋谷らくご大賞(創作大賞)を受賞者しており、新作の浪曲も評価されています。ガッテン親分というのはLINEで了解のことを「ガッテン」といっていたことから。なぜガッテンかというと立川流(立川志の輔)の立川吉笑をいじって言ったとのこと。

▶玉川太福の動画無料視聴はコチラ
▶︎30日間無料落語動画見放題AmazonPrime解説

玉川太福のProfile

●Profile
本名:玉川太福 (たまがわだいふく)
生年月日:1979年8月2日
出身:新潟県新潟市
HPTwitterブログ

●芸歴
2007年3月:入門
2013年11月:名披露目
2015年:第1回渋谷らくご創作大賞
2017年:第72回文化庁芸術祭大衆芸能部門新人賞

スポンサーリンク

立川吉笑

ソーゾーシーの企画・演出・音響・宣伝担当

2010年に立川談笑に入門後メキメキと頭角をあらわし、1年5ヵ月で二ツ目昇進。真打になってないもののその注目度や評価は揺るぎないものに。

もともと芸人としてコンビを組んで活動していたり、放送作家をしてた時期も。結局、紆余曲折あって落語家になった口。

古典落語に現代的なコントやギャグなどを入れ込む『擬古典(ギコテン)』という手法を得意としています。

立川吉笑のProfile

●Profile
芸名:立川吉笑(たてかわ きっしょう)
本名:人羅真樹
生年月日:1984年6月27日
出身地:京都市
HPTwitter

●芸歴
2010年11月/立川談笑に入門
2012年4月/二ツ目昇進

ソーゾーシーの活動「落語会」

211208ソーゾーシーエンディング2

2017年4月11日に第一回公演を赤坂レッドシアターでおこなってから、毎年のように継続的に開催しています。回を追う毎にどんどん規模を拡大し、赤坂レッドシアターから各主要都市公演まで新作落語を披露する落語会を公演しています。

今年の2021年に行われた全国ツアー『ソーゾーシーJAPAN TOUR 2021』では北は北海道から南は沖縄まで全国17ヶ所を巡るまでに人気急上昇中!

開催された落語会をピックアップ!

第1回公演「ソーゾーシーin赤坂レッドシアター」

◯開催日:2017年4月11日

春風亭昇々が師匠の昇太さんに相談した所、寄席や演芸場ではなく赤坂レッドシアターでやってみたらと提案され、そこで開催されることに。立川吉笑「歩馬灯ほまとう」、玉川太福「地べたの二人~おかずと湯船」、瀧川鯉八「俺ほめ」、春風亭昇々「Dear.パパ」を公演。

一回目は新作ネタおろしではなく持ちネタを演じました。鯉八さんいわく昇々さんの「Dear.パパ」の反応がよくこれはいい感じになると感じたそう。

第2回公演「ソーゾーシーWEB祭り」

◯開催日:2017年7月14日〜21日

14日〜20日まではソーゾーシー特別HPにて毎日様々な企画を開催。7月14日には開会式として4人のトークを生配信。その他、各演者と母親との対談や24:00から配信された超深夜寄席など面白企画が開催。

目玉企画は生配信の一週間前に視聴者からオチの一言をもらい、それに合わせて新作落語をつくり新宿3丁目レフカダから生配信するという企画

ちなみにオチの一言は「よ、待ってました!」でした。

これを元に瀧川鯉八「運の総量」、春風亭昇々「待ちわびて」、玉川太福「第3回ソーゾーシー」、立川吉笑「大向こう」の新ネタおろし落語を公演。

クラウドファンディングで全国ツアー開催

2019年にCAMPFIREというクラウドファンディング募集サイトにて、全国ツアーするための資金を募集しました。クラウドファンディングを使うことを提案したのは立川吉笑さん。

その名も『ソーゾーシー』の全国ツアーを開催したい!というもの。

つまり一般の方から資金をいただいて、それで全国ツアーで必要となる交通費・宿泊費、チラシのデザイン・印刷に当てようというお話です。支援金の第1目標は85万円。

これがなんとたった5日で集まります。そこでさらに追加資金の40万円を募集し、その資金でイベント風景の撮影やツアードキュメンタリーを制作します。

●結果
《募集額》125万

《集まった資金額》135万9千円(支援者数264人)


見事に募集額より多い支援がありました。ということで約束通り全国ツアーを開催します。

クラウドファンディングの詳細内容

『ソーゾーシー』の全国ツアーを開催したい
募集理由は『ソーゾーシー』の全国ツアーを開催したいが、5人の全国ツアーとなると宿泊費・交通費がかなりかかるためその資金を募集したい。

▼概要

  • 目標金額
    85万円
  • 募集金額内訳
    交通費・宿泊費:61万円
    イラスト代・デザイン代の印刷代:8万円
    上記に手数料(17%)を加えた合計「85万円」

▼支援額に応じた特典

  • 応援コース(千円)
    4人からのお礼のメール
  • メインコース(三千円)
    制作日誌や動画配信などツアーに向けての制作ブログの閲覧
  • 太っ腹コース(五千円)
    制作ブログの閲覧+4人で撮ったお礼動画
  • タニマチコース(1万円)
    制作ブログの閲覧権+あなた1人に向けたスペシャルお礼動画をお届け。

その後もクラウドファンディングをして、全国ツアーをするというのを継続してます。更に面白いのがその会計報告もしてくれている点

いったい何にいくらかかったかなど詳細に記載してくれています。

ソーゾーシーの活動「YouTube・Twitter・WEB」

YouTubeでは様々な動画を精力的に配信中!

ソーゾーシーは積極的にネットを活用しています。なんせ第二回からWEB配信。特に2020年3月28日開設されたYouTubeは内容がどんどん充実しています。

ただまだ登録者は2,000人と落語ファンから見つかってない様子⁉

▼YouTubeの動画内容
  • 落語&浪曲動画
    滝川鯉八「おちよさん」、立川吉笑「ぞおん」、春風亭昇々「お面接」、玉川太福「ああ、もう、本当に本当に本当に・・・良かったぁぁぁ」
  • 落語家になるまでの人生
    滝川鯉八編、玉川太福編
  • 弟子入りエピソード
    春風亭昇々、滝川鯉八、玉川太福、立川吉笑
  • 生配信&ツアーの様子

ツイッター「ソーゾーシー2021」もこまめに運営してます。
2018年4月開設のツイッター。ツアー内容の告知から公演の様子をツイート。当日券ありなどの情報もあるのでファンならこまめにチェック!

ソーゾーシーの落語会に行ってきた!

211208ソーゾーシーチラシ

21年12月8日開催の「ソーゾーシー 新作ネタ下ろし JAPAN TOUR 2021」へ行ってきました。今回は春風亭昇々、祝! 真打昇進披露の東京ラスト公演!もちろんオール新作ネタ下ろしの会でした!

メンバー全員でのオープニングトーク&エンディングトークもありの充実した会でした。

ソーゾーシーの動画作品

Amazon Prime Videoでソーゾーシーメンバーの動画が視聴可能!
※ソーゾーシー自体の動画作品はありません。

視聴方法は2つ
1.会員登録して定額見放題で視聴
2.好きな動画のみにお金を払って視聴

視聴可能落語演目
  • 春風亭昇々/粗忽の釘、湯屋番、鈴ヶ森、壺算、つる、初天神 等
  • 瀧川鯉八/俺ほめ、ダイナマイト、長崎、暴れ牛奇譚、名探偵、いぬいぬ、おちよさん 等
  • 立川吉笑/一人相撲、ぞおん、道灌、カレンダー 等
  • 玉川太福/地べたの二人〜おかず交換&道案内〜 等

定額視聴方法
月額500円のAmazon Prime(30日間無料)や月額550円(15日間無料)の寄席チャンネルに加入するとソーゾーシーのメンバーの落語や他の著名落語家「柳家喬太郎、古今亭菊之丞、桂宮治、神田白山」等の落語動画を定額で見ることができます。しかも落語音源まで視聴し放題!

現在AmazonPrime30日間無料&寄席チャンネル15日間無料!
その期間で視聴&解約すれ無料で見ることが可能!

しかもAmazon Prime Videoは元々落語動画はおまけで映画やドラマやアニメ、音楽配信などのサービス盛りだくさん!

AmazonPrime加入で受けれるサービス

【見放題】PrimeVideoで対象の映画・TV番組・アニメ見放題!
【聴き放題】Amazon Music Primeという200万曲聴き放題!
【保存し放題】Amazon Photoを使って容量無制限で写真が保存OK
【読み放題】Prime Readingで対象の電子書籍(漫画・雑誌)読み放題
【送料無料】Amazon.co.jpが発送する商品のお急ぎ便・当日お急ぎ便・お届け日時指定便の配送料無料。置き配指定サービスが無料

ソーゾーシーのCD作品


【Amazon.co.jp限定】ソーゾーシー 傑作選1 (メガジャケ付)

ソーゾーシー関連のCDをご紹介します。紹介するといっても現在紹介できるのはCD「ソーゾーシー傑作選1」のみ。1ということは人気がでれば2・3と出ていくのかなと期待。

2021年12月29日に発売されるソーゾーシー初のCDです。毎公演新ネタを下ろす彼らですが、今回は持ちネタから現時点での最高作を自ら選んでもらい収録。2021年7月31日に池袋演芸場にて収録。

収録演目
  1. 「小人十九」立川吉笑
  2. 「指定校推薦」春風亭昇々
  3. 「地べたの二人〜おかずの初日〜」玉川太福 曲師 玉川みね子
  4. 「多数決」瀧川鯉八
スポンサーリンク
スポンサーリンク
落語雑学

コメント