『夏泥』落語のあらすじ(オチも)をわかりやすく紹介!

夏泥落語の演目あらすじ
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初心者のために落語のあらすじをご紹介!

今回は『夏泥』という噺をご紹介。夏、貧乏長屋の男のところにやってきた泥棒のお話です。

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『夏泥』のあらすじと感想

ねこ

“泥棒から金をせしめるのがやけに上手い男登場”

.滑稽. .泥棒噺.

簡単なあらすじ

暑い夏の寝苦しい夜、長屋で寝ていた男は物音で起き上がった。その物音は長屋に押し入った泥棒によるものだった。「静かにしやがれ。いいか騒いだら刃物で刺し殺すぞ」。そう言って泥棒は胸元の刃物をちらつかせる。だが、その脅し文句もどこ吹く風。長屋の男は少しもビビってない。

ん? 泥棒はその反応に逆にドギマギ。盗めるものがないかと部屋を見回すが、汚いうえに家財道具はない。男を見ると、ふんどし一つ。身ぐるみ剥がす前に身ぐるみが剥げている状態。

泥棒は反省した。金品を奪うために押し入ったのに、金も家財道具もないところに入ってしまった自分の目利きのなさを。

「すまねえ、お前さんのような家に泥棒に入ってしまって。俺もまだこの稼業に慣れてねえ。今日はとりあえず見逃してやるわ」。そういって泥棒はそそくさと帰ろうとするが、なにかが引っかかって、男に問いただす。

泥棒〉ところで、なんでこんなに貧しい生活してるんでぇ。
俺は大工なんだが、ちょっと博打にハマりすぎて一文無しになっちまってね。大事な商売道具を質に入れちまったんで大工道具もねえ。

それを聞いた泥棒はそのバカさ加減に呆れるも同情し、思わず金を男に渡してしまう。

泥棒これで質屋から道具を取り返しねえ。
え、くれるのかい? ありがたいけどねえ、でも道具だけあっても、半纏(作業着)がないと結局仕事ができねえ。

その言葉に泥棒はまたまた金を出してしまう。

いや〜ありがてえ。これで商売が…。いや、駄目だ。。長屋の家賃がたまっていて外にでたら大家に見つかって追い出されちまう。
泥棒〉わかったよ。ほら。

その言葉に泥棒はまたまたまた金を出す。
男はこの状況に味をしめ色んな理由をつけて金を出してもらう。泥棒は混乱し自分でもわけがわらかず、しかたなく金を出し続け、もはやすっからかん。さすがに泥棒も我に返り、長屋を逃げ出そうとする。

すると男が「おい、泥棒!」と呼び止める。
泥棒〉おいおい、そっちが俺から金を取っておいて、泥棒なんて呼ぶんじゃねえ。
わりいわりい。でも名前がわからねえから
泥棒〉わかったよ。それでなんだ。まだ金がほしいのか
ちがうよ。たださ、よかったら来月、また来てくれねえか

時間がない方へ超要約こんな話

泥棒に入った家があまりにも貧乏。その理由を聞いて同情した泥棒はお金を盗むのではなく、逆に大金を恵み、すっからかんになってしまうというお話。

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落語好きの視点

人の良い泥棒に味をしめた長屋の男が、理由をどんどんエスカレートさせ、それに泥棒がいちいち律儀に応えるという様子のリピートが楽しい落語。江戸っ子は泥棒もお人好しなのですね。。。『夏泥』は『置泥』とも呼ばれています。調子に乗ったサゲも秀逸。

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