新作落語を演る若手落語家が元気です。なかでも新作オンリー、かつぶっ飛んだネタで新作落語好きをもっとも喜ばせている一人が瀧川鯉八。
今や沢山の落語家が新作落語を演じる中でも超独特の新作落語で評価されています。
聴く者をスパイラルに引き込むかのような独自の落語世界。若き異才、瀧川鯉八について。
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プロフィールと経歴
▼落語家になるまで
- 落語と出会ったのは法政大学の時。たまたま落語研究会に入ったため。
- 落語研究会に入ってたものの、将来落語家になろうとは考えてなかった。
- 大学卒業後、就職もせず家に閉じこもる。暇なので図書館で落語のCDを借り、改めて落語の面白さを再確認。
- 落研時代の仲間から誘われた落語会で、瀧川鯉昇の面白さに衝撃を受ける。
- 落語家になる決心をする。理由は瀧川鯉昇に出会ったこと、一人でできる落語家は自分の性格にあってたから。
- 2006年瀧川鯉昇に入門。7番目の弟子になる。
▼落語家になった後
- 古典落語は演らず、自作の新作落語を演じる。
- 神田伯山、柳亭小痴楽、桂宮治、昔昔亭A太郎らと落語芸術協会の二ツ目若手ユニット「成金」をつくる。
- 世間より評価を受ける。NHK新人演芸大賞ファイナリスト、渋谷らくご大賞受賞、花形演芸大賞金賞。
- 2020年5月真打昇進。
- 春風亭昇々、立川吉笑、玉川太福と創作話芸ユニット「ソーゾーシー」を結成。
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瀧川鯉八の魅力
奇想天外な新作落語を次々に繰り出す滝川鯉八の魅力を紹介します。
設定自体が面白い新作落語
鯉八さんの新作落語は設定自体が面白い落語!
有名な新作落語家さんの作る新作落語は、基本的には巧妙なストーリーで笑わせる新作落語。しかし、鯉八さんはストーリー展開が巧妙というより、とにかくシュールな設定や一見ナンセンスで奇想天外な落語です。
その落語は当初の設定がずっとそのままキープされつつ、次第にねじれて異常な様相を帯びてきます。
例えば、下記のような演目。
- 「俺をほめろ」といわれた仲間たちが、本当にひたすらほめる『俺ほめ』
- 地元のアイドルおはぎちゃんが男たちに崇め奉られる『おはぎちゃん』
- おばあちゃんと孫が「気持ちの良いにきびのつぶし方」についてずっと話し合う『にきび』
これらの新作落語には、劇的なストーリー展開などはありません。設定そのものが次第にヒートアップし、そこに異常な世界が出現してしまう。これがとても面白い。
日常からエキセントリックな世界に発展する
鯉八さんの新作落語は、日常から次第に不思議な世界に変わってく落語!
聴いていて不思議な感覚にとらわれるところも鯉八さんならではの魅力。なぜこのような落語になったか。
鯉八さんはいう
『落語の競争の中で勝ち抜いていく自信がなかったので“誰もやっていない、独自の落語を作りたい”と思って、自分のスタイルを確立しようと思った』
鹿児島生まれの平均的な日本人である鯉八さんが、常日頃から疑問に思ってることを落語に落とす。出発は日常から、でも行きつく先はエキセントリックな落語世界。
全部アドリブに聞こえるようだけど、実は一言一句まできっちりと決められたものが高座にかけられます。
マクラと思って聴いていたのが、いつの間にか本編に入っているという噺や、その噺の主旨が最初にあっさりと明かされている噺もあるので、気を抜けません。これも鯉八落語の特徴です。
絶妙の語り口
たっぷりとした間と、ハイトーンでまくし立てる盛り上げどころとが交互にやってくる!
その独自のタイム感が実に絶妙で、これも鯉八さんならではの落語を成立させている重要な要素のひとつ。
聴いていると、ググッと引き込まれそうな感覚を味わえます。その語り口もあって、鯉八さんがどことなく怪しい新興宗教の教祖のように視えるときもあり、そんなヤバさもまた魅力です。
瀧川鯉八のおすすめ演目
滝川鯉八のオススメ落語をご紹介。ネタバレも含みますので、内容を知りたくないという方は聴いてから読んでくださいね。
❶『俺ほめ』
落語ファンをア然とさせた出世作!
「俺ほめたら、金平糖もらえる。深く考えるな。それが楽しく生きるコツ」というまーちゃんの一声で、まわりにいる仲間たちから、次々にまーちゃんへの賛辞が口にされ、まーちゃんがそれに応えていく。小学校高学年と思しき男の子たちのコール&レスポンス。
はじめは単純な褒め言葉をいう男の子たち。
男の子〉まーちゃん、おしゃれ。
まーちゃん〉かあちゃん買ったの、着てるだけだけど。
男の子〉まーちゃん、お肌きれい。
まーちゃん〉なにもしてないけどね。
やがて「素直過ぎるな、アタマになんかつけろ」「もっと内面ない?」とまーちゃんの要求はエスカレートする。
男の子〉まーちゃん、センスいい。
まーちゃん〉お前はウソつけないなあ。
男の子〉まーちゃん、パーフェクト。
まーちゃん〉それ言っちゃうとみんなほかに言えなくなる。
男の子〉進路相談で、大きくなったらまーちゃんのようになりたいって言ったら、先生が高望みはよせって。
まーちゃん「ほめも過ぎると凶器だよ」「愛してるぜ、お前たち」
落語が終わったときに、周りの人たちに、俺どうだった? と感想を求める鯉八さんご自身のことが、この『俺ほめ』の発想の原点だそうです。なので、主役の男の子が「まーちゃん」なのは、鯉八さんの本名が吉田誠だから。
初めてこの『俺ほめ』を聴いたときには衝撃的でした。
だって、ひたすら俺をほめるだけの話なのですから。人は誰しもほめられたい。でも、ほめろ、とは実際には口にできない。でも、もしほめてくれるのは約束されているとして、そのやりとりを追求していったら〜というそれまで誰も聴いたことのなかった落語世界。
新作落語のこれまでになかった地平を開いた記念碑的な作品です。
談志師匠が見つけなかった新しい人間の業を見つけたい。それが『俺ほめ』になった。鯉八さんはそう語っています。
2015年、NHK新人落語大賞決勝で鯉八さんがかけたのもこの『俺ほめ』。このあたりから鯉八さんという異能の落語家が落語ファンには見逃せない存在として定着していきました。男たちがこぞって地元のアイドルを崇め奉る『おはぎちゃん』は、『俺ほめ』をさらに深化させた作品。
❷『おはぎちゃん』
背景は一切語られないが、どこかの田舎らしい。
男たちが「おはぁ~ぎちゃ~ん」と呼ぶと「はぁ~い」と答え、女の子が現れる。「おはぎちゃん」はみんなに崇め奉られているアイドルだ。
そんななか、まさるは「どうしておはぎちゃんて呼ぶの?」という疑問が湧き、まわりのみんなに尋ねる。するとみんなは「みんな呼んでるから」「考えたことない」と言う。
そもそもおはぎちゃん、とくに可愛くもない。
まさるはおはぎちゃんが可愛くもないのに、なんでこんなに熱狂してるのかと疑問に思い、みんなと同じように声援を贈らない。それをみて睨みつけて指をさすおはぎちゃん。
結局、そのプレッシャーと周りの空気をよんで、まさるも「おはぁ~ぎちゃ~ん」と呼ぶように。
おはぎちゃんはもはやアイドルを通り越してまるで女王様のように振る舞い、まさるにキツいダメ出しを繰り返す。
日常の風景に潜む異常な人間心理や行動にスポットを当て、独特な語りのリズムでユニークな落語に仕立て上げる天才、それが鯉八さんだと思います。
「こんな時代に幸せになりたいなら、考えないこと、依存すること」と語りながらこの噺に入るのですが、この噺の恐ろしさがここでもう明かされている。
みんなでなんにも考えずに「同調」することの安心感と快感。「依存する」こと「依存される」ことの心地良いぬるま湯のような共犯関係。
あ~怖ろしい~
❸『おちよさん』
マクラから聴き逃すな!
〈マクラ〉近頃、演歌や歌謡曲が心に染みる。演歌といえば口上。口上といえば玉置宏。浜松に鯉昇師匠といっしょに行ったときに、司会がついたけど。。司会は落語に向いていない。やっぱり演歌でなくっちゃ。
〈以下、演目〉人生に疲れた女性が自殺をしようとしてる。そこに一本のつくねが投げられ女の背中に命中。そう、あの焼き鳥の“つくね”。女が振り返ると一人の男がいた。
「危ないじゃない。止めるんなら声をかけなさいよ」と怒る女。
男は「流れ板のせいじ」と名乗る。
「どうしてつくねなんて投げるの⁉ 口で言えばいいじゃない。そっか、あんた口下手なんでしょ。だからしゃべらないでもいい板前になったんでしょ。で、あんた、わたしがほしいんでしょ。男なんてみんなそう」と女は一方的にまくしたてる。
女〉そんなことより、なんで自殺しようとしたのか、訳、聞きなさいよ。
男〉どうせくだらない理由だろ。
〜そのぶっきら棒さが胸にささる〜
女〉キュン。ちょっといいじゃない。私もう少し、生きられそう。
そんな女のせつなさを歌います。
演歌の口上のくだり、マクラと思っていたけど、一席を聴き終わって初めて、あそこからすでに落語に入っていたのかと気づく、巧妙な構成。と同時に『おちよさん』とは島倉千代子のことで、この落語は、司会者によるおちよさんが歌に入る前の口上をそのまま落語にしたものだったとは!
このマクラが、マクラというよりもすでに落語の一部であるというのは鯉八さんの落語の特徴のひとつ。聴く者に対するトラップなので、要注意です。
聴き手はラストの一言で鯉八さんの巧妙なトリックにまんまと引っかかったと気づかされるのですが、それが快感。
この噺、以前は『つくね』というタイトルでしたが、『おちよさん』のほうが何倍も良いですね。
❹『やぶのなか』
面従腹背のブラック家庭劇
新婚夫婦のところに、新婦の弟が遊びにやってきた。そのときに起こったことを、三人がそれぞれ、姿のない架空のインタビュアーに話す。それはそのときに隠されていた三人の本音だった。。
妻〉だんなが休みの日に手料理つくって待ってました。弟は一時間遅れてやってきました。そしてまさかの事件、弟は手ぶらで来たんです。
弟〉うちに帰ったら、ねえちゃんから電話きて、なんで手ぶらでくるのよって、怒られちゃいました。でも兄弟の間で手土産持っていくのは非常識でしょ。
夫〉弟くん、とんでもないバカだと思ったね。なにが楽しくて、せっかくの休みに嫁の弟に会わなきゃならないの。帰るとき、すごいこと言ったよ。『じゃ、用があるんで、このへんで』だって。
弟〉新婚夫婦のところで長居するのはヤボだから。
夫〉来ること自体がヤボなんだよ。
─ それから半年後、また弟が遊びにやってきた。しかもサプライズで彼女を連れて。
妻〉え、誰? 知らない。旦那も迷惑だったと思いますよ。
夫〉そ〜でもなかったけど。あの日は寿司とってて、一人増えても問題なかったし。
妻〉弟が言うんです。『彼女、寿司ダメなんです』。知らないわよ。そしたらその女は言うんです。『あ〜、気にしないでください』。知らないわよ。
─ やがて、妻が赤ちゃんができたことを明かす。夫は弟の彼女が気になり、弟は祝儀が気になり、彼女はもう飽きていた。
妻〉だれも言わないから自分で言う、新しい命に乾杯。
「乾杯」
「乾杯」
「乾杯」
暗い部屋に椅子がひとつ。ピンスポットを浴びてそこに座る人間が、手前にいるわたしたちには見えないインタビュアーからの質問に答えている。テレビでよく見る、そんなシーンがアタマに浮かびます。
斬新なのは、インタビューに答える人間が複数であるところ。これでこの噺が俄然面白くなった。
まさに設定そのものが面白い。ミステリー小説で、ひとつのことについて、複数の人間が異なる証言をするというような構造。
弟が新婚の姉夫婦の家に遊びに行く。
そんな本来はちょっとだけ心温まるような、なんてこともない小さな話を、鯉八さんはこんなにもブラックな家庭劇にしてしまいました。
❺『長崎』
その思い出は美しい? 本当に?
女が一人で墓参り。「あなたの墓参りをしているとき、気持ちがいちばん落ち着く。あなたと暮らした日々は幸せだったわ」とつぶやき、女の回想が始まる。
二人で行った長崎。あなたは前の彼女と長崎に行って、とても気に入り、今度はわたしと長崎に来た。おなかがすいたから、本場のちゃんぽんやトルコライスを食べようとしたけど、その度に、あなたは前の彼女との話になるものだから、あたしは、いい加減にして、前の女の話はやめて、とあなたに言った。
中華街・丸山・眼鏡橋・大浦天主堂・グラバー園と回って、南蛮茶屋でひと休み。疲れて寝てしまったわたしをおぶって、あなたは稲佐山の夜景を観せようと連れていってくれた。
来年も次の年もまた夜景観に来よう。
うん、また来る。よしおとまた来る。
あなた、ごめんなさい、長崎行ったの、前の男だった。
鯉八さんには珍しく、古典落語からの影響を感じられる噺。長崎の名所をいろいろとめぐるのですが、『黄金餅』の道中づけを彷彿とさせます。長崎市内とはいえ、シーンがどんどん移り変わること自体も、鯉八さんの噺としては異色です。
前の彼女との長崎旅行がしきりに強調され、それが笑いを呼ぶのですが、サゲの一言で、それまでのすべての回想がひっくり返されてしまうとは!
❼〈番外編〉神田伯山の新作講談『グレーゾーン』も見逃すな!
番外編として、神田伯山による「鯉八さんが主役の新作講談」です。
神田伯山が、自らも参加した落語芸術協会の若手ユニット「成金」のメンバーでもある鯉八さんを天才と評していることは、ファンならば知っての通り。
『グレーゾーン』は「プロレスは八百長なのかガチなのか」をテーマにした講談なのですが、ここに出てくる主役・吉田誠は、鯉八さんの本名であり、伯山は鯉八さんを想定して、この講談をつくりました。
現在、YouTubeで、前座・二ツ目・真打披露時と、なんと3バージョンの『グレーゾーン』が公開されています。
▼瀧川鯉昇・瀧川鯉八 不思議な親子会
『ぷかぷか』…芸能界のスターに上り詰め、やがて急落。万太郎の不思議な半生。
『新日本風土記』…米づくりに精を出すじいさんと放っておかれて寂しいばあさんのせつない噺
瀧川鯉八のオススメCD、DVD、動画
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