【初心者お薦め】YouTubeで見れるおすすめの人気落語家&面白い演目を紹介!

YouTubeで落語 落語雑学
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落語人気上昇中のなか、手軽に落語を見る方法としてYouTubeがあります。

落語家さんの中には自分の公式チャンネルをもってる人も多くなってきました。手軽に見ることができるのはいいんだけど、あまりに数があるので逆にどれを見たらいいのかわからない状態。

そこで落語亭がオススメする落語家さんと演目をご紹介します。

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登録者数も人気もNo.1「春風亭一之輔」

....チャンネル名「春風亭一之輔チャンネル

2020年4月に開設したチャンネルで人気落語家「春風亭一之輔」の公式チャンネルです。

新型コロナウィルスによる1回めの緊急事態宣言下、寄席も落語会もクローズというくら〜い状況のなかで、一之輔が先陣を切ってYouTubeを始めてくれたことは、落語ファンにとってとても心強い出来事でした。

ユーチューブの特徴
  • 落語の高座の生配信アーカイブ
  • 各寄席入門等の落語初心者動画
  • 20以上の演目動画
  • 長尺のマクラ
  • 熱量の高いファンのチャット欄&コメント欄

古典落語「短命」

【簡単なあらすじ〈滑稽噺〉
伊勢屋の娘が婿養子と結婚。しかし一人目の婿養子が亡くなり、次も亡くなり、そして次の婿養子も死んだ。

この話を不思議に思った八五郎はご隠居に尋ねる。

するとご隠居が「奥さんがいい女なんだろ。それが短命の元だよ」と言う。しかし八五郎、それを聞いても納得できない。

ご隠居は色んな例えをするが八五郎は物分りが悪く、やっぱり理解できない。ご隠居は疲れて言った

「つまりいい女を妻に持つと男は夢中になる。そうするとどうなる?24時間みさかいなく“する”わけだ。例えば昼飯どき茶碗を渡すだろ、その時、手と手がふれあっただけでもう我慢できなくなる」

やっと意味がわかった。ご隠居宅から自宅に戻った八五郎は、戻るなり女房にめちゃくちゃ怒鳴られる。伊勢屋の奥さんとの落差に絶望する八五郎。昼飯を食べる際、女房に話しかけた。

「なあ、優しくしてくれよ。おかわりよそってくれるかい?」八五郎は茶碗を渡した。

女房「なんなの気持ち悪い。しょうがないね、はいよ」。

嫌々ながらよそって渡してくれた。その時夫婦の指と指が触れ「そっと見つめ合う」。
八五郎は思わずつぶやく「ああ、俺は長命だ」。

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古典落語「ちはやふる」

【簡単なあらすじ〈滑稽噺〉】
もの知りで「先生」と尊敬される隠居の下に、八五郎が尋ねてくる。娘に百人一種の「ちはやふる」という歌の意味をきかれてわからないから聞きに来たという。

しかし隠居は歌の意味がわからないが、先生とよばれてる建前、知らないなんて言えない。でまかせでオリジナルの解釈を披露し、ごまかすのであった。どういうふうにごまかすかは聞いてのお楽しみ。

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落語ではなく春風亭一之輔の「寄席入門」

初心者にもわかりやすく寄席や落語家について解説しています。

東京にある5軒の寄席「上野鈴本演芸場」「新宿末廣亭」「浅草演芸ホール」「池袋演芸場」「国立演芸場」の寄席のランク、広さ、歴史からプログラムの見方などを丁寧に解説してくれてます。

また「落語協会」「落語芸術協会」「落語立川流」などの団体の説明等々。

落語に興味をもった初心者にも落語好きにも意外な発見があるかも。ちなみに池袋演芸場を面白おかしく軽くディスってますw。

気品のある古典落語の名手「古今亭菊之丞」

....チャンネル名「古今亭菊之丞でじたる独演会

2020年4月に開設した人気落語家・古今亭菊之丞の公式チャンネルです。

動画は残念ながら4つほどですが、それでも登録者数1万人とその人気の凄さがうかがえます。月額490円の会員になると会員限定の落語や過去動画のアーカイブや公開放送に参加できる特典など盛りだくさん。

古典落語「紙入れ」

【簡単なあらすじ〈滑稽噺〉】
※紙入れ=財布
貸本屋の新吉は出入り先の奥さんと浮気しようとする。そんな時に旦那が帰ってきてしまい、あわてて逃げる。

危機一髪の新吉だが、現場に奥さんからもらった紙入れ(財布)を忘れてきたことに気づく。しかもそこにはおかみさんの「遊びにおいで」との直筆の手紙が入っていた。

バレたかもしれないと不安でいっぱいの新吉はとにかく様子を探ろうと、翌朝再び旦那のところをたずねる。旦那は紙入れに気づいてないのか、普段通りで落ち着いている。

新吉は、探りをいれるため「他の女性との出来事」と称して昨日の出来事を語ってみるが、旦那はまるで無反応。そこへ奥さんが姿を現す。

旦那はよりにもよって新吉がした浮気の話を奥さんに話す。

おかみさんはいった。「浮気するような女はずる賢いからそんな紙入れが落ちていれば、旦那が気づく前にしまっちゃうよ」。新吉をそれをきいて安心した。

相変わらずバカな旦那は続ける「ま、もし紙入れに気づいたって、女房を取られるような馬鹿だ。そういう男はおそらく気づかねえ」

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開設1周年記念特番SPゲスト柳家喬太郎!

チャンネル開設1周年記念として鈴本演芸場より行われた無観客公演の模様です。

内容は柳家喬太郎と古今亭菊之丞の対談とそれぞれが落語を披露。

対談では視聴者からの質問「着物のこだわり」といった素直な質問から「舞台からはける時になんで寂しそうな顔ではけるのか」などマニアックな質問にまで面白おかしく答えてくれています。

二人のファンなら必見の動画です。

▶Amazonで「古今亭菊之丞8演目」動画視聴

【出演者】古今亭菊之丞、柳家喬太郎、古今亭まめ
【演目】古今亭菊之丞『法事の茶』、柳家喬太郎『同棲したい』

現代落語のトップランナー「柳家喬太郎」

...チャンネル名「夢空間チャンネル

人気落語家「柳家喬太郎」の公式チャンネルは存在していませんが、落語会の興行を行っているプロモーターさんの公式チャンネルで喬太郎師匠の落語が見ることができます。

柳家喬太郎の他にも夢空間さん主催の落語会に出演している有名落語家たちが出演しています。YouTubeオリジナル企画あり、舞台裏風景ありの楽しいチャンネルです。

▶Amazonで「柳家喬太郎2演目」動画視聴はコチラ

新作落語「同棲したい」

落語初心者で古典落語の言葉遣い、内容、用語がわからなくて落語があまり楽しめないという人にはこちらがオススメ。

喬太郎オリジナルの新作落語です。新作落語とは主に現代の落語家が現代を舞台につくった落語。大正期につくられた落語も新作落語としてくくられはしますが、これはまさに現代のお話。

初心者の方には落語の魅力に気づくきっかけが得られるかもしれません。

【簡単なあらすじ】
若い頃に同棲をしたことなく同棲という言葉に憧れている旦那。子供が大きくなったこともあり、昔の夢を叶えたいと、妻と一旦離婚して独身になり、改めて妻と同棲するという話。

一瞬聞いただけではどういう話?「え、今、結婚してるんでしょ」ってことなんですが、憧れの「同棲」を実現すべく、電車が通るたびにガタガタ揺れる、ボロい木造アパートに引っ越して。。。

1970年代、フォークブーム全盛だった頃の若者文化へのノスタルジー全開! 新作落語の傑作です。

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新作落語「令和元年はバラ色だった」

これは新作落語のレジェンドとよばれる三遊亭円丈がつくった「82年はバラ色だった」を改変したものです。

【簡単なあらすじ】
2017年の大晦日のカウントダウンがテレビでやっていた。2017年は特別な年。なんせ今年で平成が終わり、来年からいよいよ令和が始まる。しかしテレビをみるとなんだかおかしい。

なんと年が2019年の令和2年だという。1年とんでる。事態がつかめない。その時玄関のチャイムがなり、だれかが尋ねてきた。その人は自分のことを「神様」だという。そして・・・。あとは落語を見てみてください。

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転失気

【簡単なあらすじ】
具合が悪いため往診にきてもらった医師から「てんしきはありますか」と尋ねられた和尚。和尚は「てんしき」がなんのことかわからないので「ありません」とごまかす。

小坊主の珍念に、村に行って「てんしき」を借りてくるように言いつけるが、村人もわからずとんちんかんな答えしか返ってこない。しかたないので、和尚は珍念を医者本人のところに聞きに行かせる。

医者に「てんしき」とは「おなら」のことだと教えられた珍念。ここでいたずら心が湧いた。。。

談志が認めた天才「立川志らく」

...チャンネル名ワタナベエンターテインメント公式チャンネル

やテレビでも引っ張りだこの人気落語家、立川志らくのYouTubeです。

このチャンネルは立川志らくの個人のチャンネルではなく所属事務所「ワタナベエンターテインメント」の公式チャンネルです。披露してる落語は「死神」「子別れ」「火太鼓」「らくだ」「紺屋高尾」の5本。

このチャンネルの面白いのは披露した落語とその落語の解説動画があることです。演目についてどういった考えをもってるか、どこをアレンジしてるかなどのネタへのアプローチの仕方について解説してるのが魅力です。

古典落語「死神」

死神との約束を破った男の運命の火は?

なにをやってもうまくいかない借金まみれの男が自殺しようとしているところに、みすぼらしく老いぼれた姿の死神がやってくる。「お前はまだ寿命があるから、死なない。金の儲かる方法を教えてやろう。医者になれ」という。

「いいか、寝たきりの病人のそばには死神がいるだろ。死神が枕元に座っていれば、病人はもう助からない。その時は諦めろ。だが足元に座っているときに、呪文をとなえれば、死神は消え、やがて病が治る」。

半信半疑で男は医者を始めた。死神の言ったことは本当だった。男は名医として評判となり、金を儲けたが、それを遊んで使い果たす。

そんな折、ある大店(おおだな)から主を診てくれと頼まれる。1日でも長く生かしてくれたら大金を払うという。死神は枕元にいたが、男は妙案を思いついた。そして死神との約束を破ってしまう。

怒った死神がまた男のところへやってきて、火のついた無数のロウソクが並ぶ洞窟へ連れていく。見ると、今にも消え入りそうなロウソクの火は、男の運命そのものだった。
果たして男の運命は?

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古典落語「子別れ」

こどものおかげで夫婦がまたひとつに

【簡単なあらすじ〈人情噺〉】
熊五郎は腕のいい大工だが酒飲みの駄目なヤツ。久しぶりに家に帰ってきたと思えばなんと女房に吉原(女郎買い)にいった話を意気揚々としゃべる。

長年の我慢が積もり積もった女房は、息子の亀吉を連れて家を出てしまう。しかし熊五郎はそんなことも気にせず吉原の女と再婚。しかし女は家事など一切しない自堕落な女だった。女と別れ、熊五郎は心を入れ替え懸命になって働いた。

そんなある時、息子の亀吉に偶然出会った。亀吉に母親のこと聞くと必死で一人でがんばってると言う。

熊五郎は亀吉に小遣いを渡し、「明日二人で鰻を食べに行こう」と誘う。家に帰った亀吉は、もらったお金を母親に見つけられてしまい、問い詰められる。

盗んだのだろうと思い込んでいる母親は、正直に言わないとかなづちで殴ると言う。亀吉は熊五郎から口止めされていたのだが、結局本当のことを白状する。心を入れ替えた元亭主の話を聞いた母はなぜか嬉しそうだった。

翌日、父と子で鰻屋で食べていると、母親が訪ねてきた。しかしなんだか会話がぎこちない。そこで亀吉が間に入る。それをきっかけに二人はよりを戻そうと話す。

「子供はかすがい(木と木をつなぎ合わせる金属製のくぎ)だな」と二人が言うと、亀吉が「えっ、おいらがかすがいかい? だから昨日おっかさんが僕の頭をかなづちで殴ろうとしたんだ」

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春風亭一之輔、柳家喬太郎、桃月庵白酒、
入船亭扇辰、三遊亭兼好、三遊亭圓生など
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