真打目指す「立川吉笑」の経歴・結婚・評判・新作ぞおんを紹介!

立川吉笑 落語家45人紹介
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まだ二ツ目だがその才能を認められた落語家「立川吉笑」

お笑い芸人になり、放送作家になり、でも他の芸人との才能の差に限界を感じ、志の輔師匠の落語にすくわれる。そして立川談笑の魅力に気づき入門。

実力主義の立川一門の中で、中々二ツ目になれない落語家がいるなか「1年5ヵ月のスピードで二ツ目に昇進」した期待の星「立川吉笑」さん。

そんな立川吉笑の経歴、魅力、おすすめ演目等をご紹介します。

立川吉笑の評判
  • 古典落語の世界に新作テイストをいれる『擬古典』が代名詞
  • 1年5ヵ月のスピードで二ツ目に昇進
  • 元お笑い芸人・放送作家→挫折して落語に出会う!
  • 落語ユニット「ソーゾーシー」や作家活動、YouTubeなどでも活躍
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プロフィールと経歴

▼落語家になるまで落語家になった後
  • 1984年6月27日に京都に生まれる。本名は人羅真樹ひとら まさき
  • 2003年に京都教育大学数学科を大学1年の時に中退。
  • お笑い芸人になるために、2年間baseよしもとのオーディションを受けたが、相方の突然やめて解散する。
  • 放送作家&放送作家同士お笑いコンビ「イクイプメン」でも活動
  • 有名放送作家の倉本美津留に認められ東京に上京し、放送作家&お笑いコンビで仕事する。
  • お笑い芸人として挫折した時、たまたま立川志の輔さんの落語に出会い自分を活かす道は落語家だと決める。
  • 入門まで2年間の間、落語を猛勉強し金をためまくる。
  • 2009年の25歳の時にはイクイプメン解散。
  • 2010年11月の26歳のときに六代目立川談笑に入門。立川談笑の一番弟子として「吉笑」を名乗る。
  • 談笑さんへ入門した理由は「紺屋高尾」「芝浜」などの改作を作り、それをさらに古典にし直すという、面白い試みをしていたから。さらに談笑さんが弟子をとるタイミングだった。
  • 2012年4月に二ツ目昇進。わずか1年5ヵ月のスピードで二ツ目に昇進
  • 2017年に立川吉笑、瀧川鯉八、浪曲師の玉川太福+玉川みね子の5人で落語+浪曲ユニット「ソーゾーシー」が結成。
  • 2021年12月に渋谷らくご大賞・渋谷らくご創作大賞(史上初のダブル受賞)

▶立川吉笑『炎上するまくら〈2021〉Kindle版も有』

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立川吉笑エピソード
  • 談笑さんの落語会で出待ちをして入門志願する。落語会の係員に談笑さんに会いたいと伝えると、楽屋に話にいってくれて「師匠は帰りにここを通られます。」と教えてもらう。そして満を持して弟子にしてくださいというと、「じゃぁ、履歴書をメールで送って」ってとあっけなく言われた。
    実はその前にツイッターで談笑さん自身に「弟子は取らないんですか」など正体を隠して⁉きいてみたらしいです。
  • 身長180cm、体重70kg。以外と背が高い。
  • 芸人としての自信を失ったきっかけは、雑誌企画でバカリズム、ナイツ、イクイプメン(立川吉笑のコンビ)の三組で大喜利をした時
  • ギャラについては二ツ目なので相場は「3万円~5万円」とのこと。それより引く以来は後輩に譲って相場を守るそう。逆に先輩からギャラのいい仕事ももらうこともあるので、相互補助の関係とも。
  • 圓生百席を読みまくり、まるでアイドルのように拝めていた。
  • baseよしもとのオーディションでは、300組中・5組に残っていた。
  • 同志社大学のサークルから発展した劇団の『ヨーロッパ企画』が好き。
  • 自身が所属する新作ユニット「ソーゾーシー」(春風亭昇々、瀧川鯉八、玉川太福、立川吉笑)では、企画演出音響宣伝担当である。
  • 中学生時代はギターでゆずのコピーをしてた。

▶立川吉笑の動画『ぞおん』を視聴!

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立川吉笑さんの結婚について

現在立川吉笑さんはご結婚されています。正確にはわかりませんが2018年11月頃にはプロポーズしてOKをもらったそう。

▼こんな感じでおちゃめにツイートまで。プロポーズについてもラジオで詳細に話していたとのこと。

立川吉笑のProfile

●Profile
芸名:立川吉笑(たてかわ きっしょう)
本名:人羅真樹
生年月日:1984年6月27日
出身地:京都市
HPTwitter

●芸歴
2010年11月/立川談笑に入門
2012年4月/二ツ目昇進

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立川吉笑のオススメ新作落語

立川吉笑さんは古典の中に現代的なストーリーを織り交ぜる『擬古典』という、アプローチの落語家さん。

その落語への思いは熱い!

▼吉笑さんの落語への思い

  • 落語家は自分の放送作家としての作家性を活かせて、お笑い芸人の瞬発力では勝てないが演劇的なアプローチなら、自分のもってる才能が活かせると思った。
  • 噺の重要なポイントは『ギミック(アイデア・仕掛け・新しい視点・発明性)』と『ストーリー(物語性・話の進め方)』
  • 今後もエッジの効いたネタを作り出したい。
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新作落語『ぞおん』

集中力が極限まで言った状態『ぞおん(ゾーン)』の噺。

貞吉は初めての奉公先の番頭さんにご挨拶いく。部屋にいる番頭さんに挨拶すると、番頭はすご~い早口で「ぴゃぴゃぴゃぴゃぴゃぴゃぴゃぴゃぴゃ」と連発する。

もちろん何を喋ってるかわからない。とりあえずそこはごまかし、部屋をでると他の従業員に出会った。

貞吉〉こんにちは。今日からお世話になる貞吉と申します。
〉おう。貞吉って君かい。俺は金造。実は番頭さんに君の教育係を任されてて、今日からよろしくな。で番頭さんには挨拶いったか。
貞吉〉へえ。行きました。でも「ぴゃっぴゃ」ばっかりいってて、何をいってるかわからへんくて…。

金造〉ああ、今日はその日か。
貞吉〉その日とは…?
金造〉実は番頭が、月に一度すごい調子のいい日があるんや。

金造が言うにはいわゆる『ぞおん』に入るときがあるという。

『そおん』というのはその道のプロが極度に集中力が増した時、普段以上の潜在能力を発揮する状態に置かれることらしい。野球でいえば、ピッチャーのなげた球が止まってみえたなど、そういう状態の事を『ぞおん』というらしい。

すると金造がいう。

「君もうちに来たら早く『ぞおん』に入れるよう練習したほうがいい。やり方は頭の中にあるドアをノックしてみい。するとああ、金造か。お入りっていわれる。入ったらぞおんや」

貞吉〉何言ってるかわからないです。やっぱぞおんって、はいらないといけないものですか?
金造〉そりゃあそうや。いいか、番頭さんのぞおんでビビってたら、うちじゃあ務まらないで。番頭さんの上には旦那さんおるからな。そのぞおんたるやドテライで。
貞吉〉そんなんですか」

金造〉いいか、旦那さんは空から俯瞰して物事を見れるらしいねん。しかも更にその上のぞおんに入ることがあって、その時は旦那さんが二人になるらしいねん。
つまり旦那さんの一人目が空から俯瞰してみて、さらにそれを二人目の旦那さんが更に上から俯瞰してみんねん。逆にそこまで高く俯瞰しすぎて、見えんくなるらしいねん。凄いやろ。
貞吉 〉ん?それ二人目の旦那さんは必要です…?

金造〉まあ、いいわ。ところで、番頭さんが呼んでるで。
貞吉 〉え。いつですか。
金造〉パアン!って音が聞こえるやろ。あれは『今日奉公にきた貞吉くん。手が空いたらこっちに来てくれ』っての言葉を縮めてパアン!や。今わしの耳がそおんに入ってるから聞き取れんねん。

わけがわからないが、貞吉は言う通り番頭さんの部屋に行くことにした。心配した金造もついてきた。番頭さんに挨拶するとやっぱり『ぴゃぴゃぴゃぴゃぴゃ』と何言ってるかわからない。

そこで金造はアドバイス
「いいか、いまぞおんに入ってるやろ、番頭さんを普通に戻すには集中力をそげばいいねん。試しにバン!っと音を出してみい」

貞吉は言う通りバン!と音を出したすると『ぴゃぴゃぴゃぴゃぴゃ、頼むで』といった。

貞吉 〉あ!頼むでって凄い聞こえた。
金造〉なにを喜んでんねん。駄目や。いいか、もっと聞きたければ番頭さんの音の裏拍にはいんねん。

金造がバン!と裏拍に入ると番頭さんは

「ぴゃぴゃぴゃぴゃぴゃ、船場の取引先に。ぴゃぴゃぴゃぴゃぴゃ、配達に。ぴゃぴゃぴゃぴゃぴゃ、言ってきてくれ頼むで

金造〉どうや、わかったやろ。こうやればいいねん。
貞吉 〉・・・。

そっから3拍目に打てだの、半パク開けて裏に二回打つだの金造と貞吉の番頭さんを使った実践練習は続いていく。

その後貞吉はぞおんの入り方や、ぞおんの崩し方を習得し、仕事はすこぶる順調。褒美として休みをもらい田舎に帰った。

そこへ昔の友だちがやってくる。

貞吉は「久しぶりやな。今日は特別に休みをもらったんや。またみんなで川いって泳いで遊ぼう!」と言ったのだが、友達は一言。

「にゃにゃにゃにゃにゃいってて何言ってるかわからへん」

▶立川吉笑の動画『ぞおん』を視聴!

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落語+浪曲ユニット『ソーゾーシー』で活動

211208ソーゾーシーエンディング1.

今注目の大人気落語ユニットに所属し牽引。

世にも珍しい落語+浪曲ユニット「ソーゾーシー」が結成

ちなみに吉笑さんはソーゾーシーの企画・演出・音響・宣伝担当!

2017年に春風亭昇々が発案し、立川吉笑にこのユニット結成を提案する。吉笑がこれにのり、更に他の人もいれようと瀧川鯉八、浪曲師の玉川太福+玉川みね子を加えて結成。

今や全国ツアーを開催して大盛況!クラウドファンディングしてその収支まで公開するという新しさ。今注目の落語ユニットです。

立川吉笑さんのスケジュール

立川吉笑さんはスケジュールを簡単に確認できるのがチケットぴあ。とにかく即完するのでこまめにチェック!

また立川吉笑さんは充実したHPをもっているので、そこにも詳細なスケジュールが記載されています。

▶立川吉笑のチケット&スケジュール
▶立川吉笑のHP

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