14歳で武蔵川部屋に入門後、半年で怪我のために廃業したのちに、落語家に転身。
▼歌武蔵さんの語る相撲界と落語界の違い
- 相撲界はスカウトで入門するけど、落語界は自らの意思で入門する。師匠によく「お前がお願いして入ってきたんだから、嫌ならやめろ」と言われたとのこと。
- 相撲界は弟子をとると助成金を貰えるけど、落語界はなんももらえない。出てくばっかり。。
ちなみに美人妻も最近は話題に!
そんな異色の大きな落語家の三遊亭歌武蔵さんの経歴、評価、お薦めの演目を紹介します。
- 相撲界出身の元力士という異色!
- 相撲にちなんだ古典落語や新作落語が得意!
- 話術のセンスが抜群なのでマクラも漫談もギャグもいける!
- 妻は27歳下の元芸姑さん。
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プロフィールと経歴
▼落語家になるまで&なった後
- 中学時代は岐阜県の柔道チャンピオンになった。
- 1983年3月に武蔵川部屋へ入門。四股名は「森武蔵」。怪我がもとで半年で廃業。
- 1983年12月に三代目三遊亭圓歌に入門。
- 1984年5月に前座となり、高座名『歌ちどき』。
- 1988年9月に二ツ目に昇進し、高座名を『歌武蔵』にする。
- 1994年に海上自衛隊横須賀教育隊へ入隊し、4ヶ月ほどで練習員課程を修了。 ザイールへ慰問にもいった。
- 1998年3月に真打昇進。
- 2004年に国立演芸場花形演芸会金賞&彩の国落語大賞受賞。
- 2013年10月より名古屋のラジオ局で『歌武蔵の月刊らじちゃんこ』が始まった。
- 2022年7月22日に京都・上七軒の芸妓の女性と結婚。
▼エピソード
- 入門は貴闘力と同期。
- 昔はよく似ていいたため、自己紹介つかみギャグとして『本名は松井秀喜です』といっていた。
- 落語に入る前の冒頭あいさつは「ただいまの協議について、説明いたします」の相撲ギャグ。
- 『大安売り』『稲川』などの相撲を題材にした噺が得意。
- 2007年に同じく力士出身の安田大サーカスのHIROと「大相撲汐留場所」のコーナーで対戦した。
結婚について
実は本日、入籍しました🙌
— 三遊亭 歌武蔵 (@utamusashi) July 22, 2022
本当は7月1日に入籍したかったのですが、凡ミスにより入籍できず今日になりました😓嫁武蔵です👩今後とも宜しくお願いします。写真はお正月の写真デス。 pic.twitter.com/AFO1gpeOd0
2022年7月1日に入籍!
人の紹介で知り合った昔に京都・上七軒でナンバーワン芸妓をしていた女性と結婚を発表。
しかもお相手は27歳年下の27歳。歌武蔵さんは54歳
そのことをツイッターで二人の写真付で発表したので一時期話題に。
ちなみに春風亭小朝さんなど、色んな所へ連れて行って自慢してるとの話。
●Profile
芸名:三遊亭歌武蔵(さんゆうてい うたむさし)
本名:若森正英(わかもりまさひで)
生年月日:1968年3月15日
出身地:岐阜県
●芸歴
1983年3月:中学卒業後武蔵川部屋へ入門
1983年9月:ケガの為廃業
1983年12月:三代目三遊亭圓歌師に入門
1984年5月:前座になる。前座名「歌ちどき」
1988年9月:二ツ目昇進「歌武蔵」に改名
1994年4月:海上自衛隊横須賀教育隊へ入隊
1998年3月:真打昇進
2004年:国立演芸場花形演芸会金賞
三遊亭歌武蔵のお薦め演目!
2021年7月25日(日)、有楽町にあるよみうりホールで開かれた『落語教育委員会』で、歌武蔵さんの『関取千両幟 稲川重五郎』を聞いたのでその感想を紹介!
ちなみにこの『落語教育委員会』とは大人気落語家3人「柳家喬太郎、三遊亭歌武蔵、三遊亭兼好」の落語会ユニット!
毎度大人気!今回もキャパ1,100人のよみうりホールが満杯。
この落語会は独特でオープニングコントがあります。
その時のコントは当時タイムリーだった「オリンピックの開会式の人間ピクトグラムのパロディ」
ディレクター「喬太郎さん」
見本のピクトグラム「兼好さん」
それを真似するという役どころ「歌武蔵さん」
兼好さんはあの開会式の衣装そっくりの顔を含めて総タイツ、歌武蔵さんも途中から着圧タイツをあたまに被って、見るからに暑そうで笑ってしまう。
当日、少し早く楽屋入りして、このコントのための打ち合わせをしているそうで、いつもアイディアは喬太郎さんから。その才人ぶりにはほとほと感心させられる。
着圧タイツも当日の朝、喬太郎さんが買ってきたそうですwww
▼公演情報
◯出演者:柳家喬太郎、三遊亭兼好、三遊亭歌武蔵
◯開催日:7月25日(日)
◯開演:13:00〜
◯料金:全席指定3,800円
◯会場:よみうりホール(キャパ1100席)
▼プログラム内容
〈1〉コント〜ピクトグラム編〜
〈2〉鈴々舎八ゑ馬「金明竹」
〈3〉柳家喬太郎「残酷な饅頭こわい」
お仲入り
〈4〉三遊亭兼好「風呂敷」
〈5〉三遊亭歌武蔵「稲川重五郎」
三遊亭歌武蔵『関取千両幟 稲川重五郎』
落語ファンならみんな知ってる歌武蔵さんは元相撲取り。いまでも体重はどう見ても100kgを超えている、落語界きっての重量級。
マクラが相撲の話になるのはもはやお約束
❶白鳳のエルボーへの批判
そうだよねえ、ありゃ、横綱の取り口じゃない。
❷テレビに毎日映るお馴染み女性客達の話
名古屋まで来ていた溜席の妖精。福岡中洲からお越しの着物姿が美しい田島ママ。
❸解説の北の富士さんの話
「いま見てなかった」「いま聞いてなかった」と平気でアナウンサーの期待を裏切り続ける北の富士さんは、いまやトボけた面白コメントを連発し、もしかしてNHKの期待に応えているのかもと思ってしまうほど。歌武蔵さんのマクラも絶好調で、爆笑連発。
15分ほどの長いマクラ。もしかして今日はこのまま相撲の話でフィニッシュ? と思い始めたあたりで「関取千両幟 稲川重五郎」へ。
「関取千両幟 稲川重五郎」のあらすじと感想
大阪からやってきて東京の相撲にあがった稲川重五郎、場所は十日間全勝に終わったが、ご贔屓(スポンサー)がつかなかった。ご贔屓さんからの祝儀が関取にとって大切な収入源なのだ。
お菰さん(乞食)が訪ねてきて
「関取の贔屓になった。ついては蕎麦を用意するので食べてくれ」
「でも、こじきからはもらえないだろう」と言う。
重五郎は「お菰さんでも、贔屓はありがたい」と喜んで蕎麦を食べた。
お菰さんは、実は河岸の若い者が装った姿だった。重五郎の心意気を試したのだ。重五郎の「裏表のないのがうれしい、河岸のみんなで贔屓にしたい」と言ってくれた。
河岸の連中が酒、魚をたくさん持ってきて、大宴会、大団円。
※乞食…お金をめぐんでもらって生活する人。
スケールの大きな歌武蔵さんが、スケールの大きな相撲取りの噺をする。なんという気分のいい噺なのか、と思ってしまいます。
かくして落語教育委員会、ハッピーに幕。
柳家喬太郎『残酷な饅頭こわい』のあらすじと感想

この落語家にできない落語はない。落語全方面フル対応の喬太郎さん。おなじみ「饅頭こわい」。で、そのままでは終わらなかった。「残酷な饅頭こわい」バージョンへ。
▶通常の『まんじゅうこわい』のあらすじ、詳しくはこちらをご覧ください。
饅頭を食べた男が死んでしまった。自責の念にかられた若い衆は、それぞれ自分がこわいものが原因で相次いで死ぬ。馬にぶつかって、なめくじ、くもに遭遇して死ぬ。
ありがこわい男ははちみつを自分でかぶり、ありにたかられて死ぬ。へびがこわい男は自分の帯を解いて首にまきつけ、狂い死。
饅頭を食べた男の意識が戻った。饅頭をのどに詰まらせただけであった。となりの部屋の惨劇に、ざまあみろと見ると最中(もなか)があった。男は実は最中がこわかった。
で、ショック死。みんな死んでしまった。あわわわわ。
喬太郎さんのノーマル「饅頭こわい」も独自の工夫がたっぷりでとても面白いのですが、めくるめくようなスピード感で演じられる「残酷な饅頭こわい」終盤の惨劇の格別な面白さもまた喬太郎さんならでは。
隣に座っていたお客が、お友達に「今日時間があったから、饅頭こわい、長く演ったのかしら」と話していたのですが、そこはよみうりホールの満員の客をゼッタイに満足させるんだ、という喬太郎さんのプロ意識ゆえだったのではないかと思います。.
●Profile
芸名:柳家喬太郎(やなぎや きょうたろう)
生年月日:1963年11月30日
出身地:東京都
●芸歴・受賞歴
1989年10月:柳家さん喬に入門・前座名「さん坊」
1993年5月:二ツ目昇進。喬太郎と改名
1998年:NHK新人演芸大賞落語部門大賞
2000年3月:真打昇進
2001年:彩の国落語大賞
2005年:国立演芸場花形演芸会大賞
2006年:芸術選奨文部科学大臣新人賞【大衆芸能部門】
2020年:落語協会常任理事に就任
三遊亭兼好『風呂敷』のあらすじと感想
仲入り後、いつものように元気なハイトーンボイスで兼好さん登場。ネタは『風呂敷』。
鳶のかしらの家に仲間のおかみさんが駆け込んできた。
亭主の留守中、新さんが遊びにきて、二人で世間話をしていたところに、今夜は遅くなるはずの亭主が酔っ払って帰ってきた。新さんが間男と間違えられたらタイヘンと、おかみさんはとっさに新さんを押入れに押し込んだ。
ところが亭主が押入れの前にどっかと腰を降ろして酒を飲み始めてしまって動かない。困ったと、おかみさんがかしらに助けを求めてやってきたのだ。
かしらはおかみさんが待つ家に風呂敷を持ってやってきた。かしらは酔っ払っている亭主に「長屋の揉め事をひとつ片付けてきた。面白いから話してやろう」と言って風呂敷を広げ、亭主のあたまに被せた。新さん救出する。
兼好さんの細かいくすぐりと、瞬間でくるくる変わる表情の面白さは天下一品。
さらにハイトーンボイスで女を演じるとなんともコケティッシュな魅力が全開。兼好さんは女がいい。「壺算」での瀬戸物屋さん、普通は男ですが、兼好さんバージョンは女ですもんね。
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大量の落語が聞ける。
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