落語『船徳』のあらすじ(台本)をわかりやすく紹介!

船徳 落語の演目あらすじ
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初心者のために落語のあらすじをご紹介!

季節を感じる落語のなかで、夏の噺で人気なのが「船徳」。舞台は大川(隅田川)端の船宿、そして大川。船宿の船は、お客を運ぶいわば船のタクシー。遊び人の若旦那がその船頭に挑みます。

古典落語「船徳」のあらすじ&動画をご紹介!

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『船徳(ふなとく)』のあらすじと感想

“夏の隅田川でヤワな若旦那が船頭ごっこ”

.滑稽. .船頭.

簡単なあらすじ

大川端の船宿にいそうろうしている、遊び過ぎて勘当された商家の若旦那、徳兵衛。退屈を持て余しているのと、このままただの居候じゃマズイとの思いもあり、船頭になりたいと言い出す。

粋でいなせな船頭をアタマのなかで思い浮かべているものの、力仕事などしたことのないやわな若旦那。当然親方は反対するが、じゃあ、ほかの船宿に頼んでみると言い出され、しぶしぶ認める。

夏の暑い盛り、その日にお参りをすると四万六千日分の功徳があるとされる、浅草観音様の四万六千日の縁日。

船宿の船は水上タクシーとしても利用されていたので繁忙期真っ只中。船頭がみんな出払っていたところに、なじみの客がやってくる。

案の定、浅草・大さん橋までやってくれという。女将は船頭がいないと断るが、徳だけは残っていた。客に懇願され、しかたなく船を出すことに。

女将が客を船に誘導する。やる気満々のにわか船頭の徳がなぜか船宿から出てこない。

しばらくして出てきていわく「へぇ、ちょいと髭が伸びてたんで、あたってまいりました」。つまり髭を剃っていたというわけで、典型的にまずはカタチからというタイプ。

イメージだけはあくまでいなせな船頭の徳。

いざ船を出そうと徳が棹(水底に突っ張って船を進める長い木の棒)に力を込める。船はびくとも動かない。それもそのはず、まだも船を岸にロープでつないだままだった。

ロープをとき、川面へ出たら、回転してばかりで前に進まない。やっとの思いで大川へ出たら、早くも棹を流してしまった。

あとは櫓(水中に差し込んで漕ぎ、船を前に進める道具)だけでなんとか進むしなかい。船はやがて操舵不能に陥り岸壁に激突。棹はない。

徳は客に対して、客が日除けのために持っていたコウモリ傘で岸壁を突けと命令する。岸壁のくぼみにコウモリ傘を残し、船は岸を離れる。徳は体力・気力とも、もう限界を超えていた。。。

▶「船徳」の動画は見たい方はコチラ

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時間がない方へ超要約こんな話

船頭に憧れる若旦那。気持ちだけは粋でいなせな船頭なのだが、結局はやわな若旦那でしかなく、なにをやってもうまくいかない男のドタバタ。

落語好きの視点

粋でいなせな船頭にあこがれる若旦那の、汗だくの悪戦苦闘。
隅田川の川面に涼しい風が吹くはずが、若旦那の全身から吹き出す汗で、夏はやっぱり暑かったwww

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