『紙入れ』落語のあらすじ(オチも)をわかりやすく紹介!

紙入れ 落語の演目あらすじ
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初心者のために落語のあらすじをご紹介!

紙入れとは財布のことです。この落語は不倫の噺。旦那が留守だから今夜おいでと言われて行ったものの、帰ってこないはずの旦那が帰ってきた。さてどうなったか。肝が座って利口なのは男? or 女?

現代でも通じる話で、今も昔も人間は変わりないですね。。。

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『紙入れ』のあらすじと感想

紙入れ写真

“女は肝が座ってる。その点、男は。。”

.滑稽. .不倫.

簡単なあらすじ

貸本屋で働く新吉は得意先のおかみさんからそっと手紙をもらう。そこには旦那が留守だから今夜遊びにおいでと書いてあった。

新吉はその夜、おかみさんの家をたずねる。お酒を出されて緊張もほぐれ、いざことに及ぼうとしたそのとき、帰ってくるはずのない旦那が帰ってきてしまった。新吉は間一髪、あわてて逃げ出す。これで一安心と胸をなでおろしたのもつかの間、新吉は青ざめる。

「しまった。紙入れ(財布)を忘れてきてしまった」。紙入れはそもそも旦那さんからもらったもの。しかもそのなかには、おかみさんからもらった手紙が入っている!

あの手紙を旦那に見られたら流石にバレるだろう。不倫は重罪。このまま江戸からいなくなろうとも考えた新吉だが、とにかく様子を探ろうと、翌朝旦那の家をたずねる。

恐る恐る旦那さんと目を合わせるが、特にいつもと変わった様子はない。おそらく旦那さんは紙入れに気づいていないらしい。安堵する新吉。でも念には念を入れ、探りを入れる。

新吉は「他の女性との出来事」と称して昨夜の出来事を旦那に語ってみるが、やっぱり笑って聴いている。そこへおかみさんが姿を現した。旦那はよりにもよって、新吉の嘘の浮気話をおかみさんに話してしまう。するとおかみさんは言った。

「浮気するような女はずる賢いから、そんな紙入れが落ちていれば、旦那が気づく前にしまっちゃうよ」。おかみさんが言おうとしていることが、新吉にも伝わった。おかみさんはちゃんと紙入れに気づいて、隠してくれてたのだ。

そして、相変わらず鈍感な旦那は続ける。
「ま、もし紙入れに気づいたって、女房を取られるようなバカだ。そこまでには気づかねえ」

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時間がない方へ超要約こんな話

今夜旦那が留守だからおいでと手紙をもらい、おかみさんの家に行ったものの、旦那が帰ってきてしまう。慌てて逃げ出したのはいいが、財布を置き忘れてしまった。しまったと翌日、旦那さんに財布を見てないか探りを入れるのだが、おかみさんが財布を隠してくれていた。浮気はバレなかった!

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落語好きの視点

「知らぬは亭主ばかりなり」という言い回しがありますが、この『紙入れ』はまさにこのパターンの浮気噺。『風呂敷』も同様で、ともによくできた噺です。

『紙入れ』では、おかみさんは色っぽくって、しかもしたたか、新吉はいい男ではあるものの小心者、逆に旦那は気の大きな男なのにもかかわらず肝心なところがヌケているという、三者三様ぶりが実に楽しい。なかなか噛み合わない会話も、聴いていて、これぞまさに落語! と思わされます。

ちなみに落語に出てくる「新吉」は必ず色男と決まってますww

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