『ねずみ』左甚五郎登場のあらすじ(オチも)をわかりやすく紹介!

落語の演目あらすじ
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初心者のために落語のあらすじをご紹介!

今回は落語の中でも動物が出てくる落語を選びました。内容は動物のネズミが直接出てくる話ではなくネズミの彫刻が出てくるお話です。落語の動画もあるので見てみてください。

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『ねずみ』のあらすじと感想

“左甚五郎のネズミ、向かいの虎を食う”

.人情. .左甚五郎.

簡単なあらすじ

天下に聞こえた名工、彫刻師の左甚五郎が旅行で仙台にやってきた。宿場のはずれを歩いてると子供が声をかけてきた。

「おじさん、宿が決まってないなら、うちに泊まっておくれよ」。

ちょうど宿を探してた左甚五郎は子供の願いをきいて、ネズミ屋という宿に泊まる。そこは物置小屋のような貧相な宿。ボロボロに破けた布団、ところどころ剥がれた畳、貧素な飯しかない。

腰の悪い主人の卯兵衛と十二歳になる子供の卯之吉の二人だけでやっている貧しい宿だった。卯之吉は利発でとても働き者だ。

主人の卯兵衛は実は元々向かいにある虎屋という大きな宿の主人だった。妻が亡くなり仲居のお紺を後妻にしたものの、お紺は番頭の丑造と親密な関係な関係になり、虎屋は乗っ取られてしまう。

宿を追い出された卯兵衛は元の物置を宿屋にして、仕事を再開したと言う。その物置にはネズミが多かったかので、ネズミ屋という名前にした。

これを聞いた左甚五郎。親子のために店の繁盛を願って、一晩中一睡もせず魂を込めて木片からネズミを彫り、翌朝主人卯兵衛に渡した。

さすがは国中に名が通る左甚五郎。木彫りのネズミはまるで生きているかのようにたらいのなかを動き回った。このネズミ見たさに押し寄せた客でネズミ屋は大繁盛。裏に増築し、使用人を雇うこともできた。

一方、虎屋はどんどんと客足が途絶えていく。丑造も指をくわえて見ていられない。ネズミ屋に対抗して、仙台城下の名人、飯田丹下に願い出て立派な虎を彫ってもらう。

虎屋がその木彫りの虎を向かいのネズミ屋を睨みつけるように二階の手すりに置くと、なぜかネズミ屋のネズミはピタッと動かなくなってしまった。

それを知った甚五郎がふたたびネズミ屋を訪ねてきた。自分の彫りあげたネズミは、虎に怯えて動かなくなっていた。

しかし甚五郎には、納得できなかった。虎屋の虎の彫刻には虎にそなわる風格もなく、良い出来とは思えない。

甚五郎はネズミに問う。「あんな虎が怖いのか?」

すると、ネズミは答えた。「えっ、あれは虎ですか? てっきり猫かと思いました」

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時間がない方へ超要約こんな話

悪どい手段で追い出された宿屋の主人。天下の名工、左甚五郎がそれに同情し、精魂傾けて木彫りのネズミをつくる。このネズミ、なんとたらいのなかを動き回る

これが評判となり客が殺到。敵対する宿屋はそれに対抗して木彫りの虎にネズミを睨ませた。甚五郎が再び現れ、ネズミは見事に復活する。

「ねずみ」の動画は見たい方はコチラ

落語好きの視点

日光東照宮の「眠り猫」などを作ったとされる左甚五郎。この『ねずみ』同様、『竹の水仙』『三井の大黒』にも左甚五郎が登場します。

『ねずみ』と『竹の水仙』は、ともに弱きを助ける、胸がスーッとする噺。甚五郎ではなく絵師が登場する『抜け雀』も、同じ系統の落語です。

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