『だくだく』落語のあらすじ(オチも)をわかりやすく紹介!

だくだく 落語の演目あらすじ
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初心者のために落語のあらすじをご紹介!

落語はいわゆるシュールな話も多いですが今回もそんなシュールな話。

泥棒に入った先は貧乏なため家財道具はなかったのですが、そのかわりに絵で家具等を書いて、いかにも家具があるように過ごす変な男の家。

普通はトルものがないので泥棒としてはそそくさと退散するはずなのですが、この泥棒も変わったやつだった。さてどうなったかは読んでのお楽しみ!

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『だくだく』のあらすじと感想

だくだく

熊さんと泥棒との真っ暗闇でのジェスチャー大会

.滑稽. .泥棒話.

簡単なあらすじ

店賃たなちん(家賃)をため過ぎて長屋を追い出された八つぁん。新しい貧乏長屋が見つかって引っ越したのはいいが、金がないので家具をひとつも買えない。それでは寂しい。

そこで部屋の壁に白い紙を貼り巡らし、絵の上手い先生に家財道具の絵を描いてもらう。
「絹の着物がちょいとはみ出してる桐のタンス」
「厚めに切ったようかんが入っている茶ダンス」
「押入れには絹の布団」
「札束がはみ出している金庫」
「あくびをしている猫」
「壁には槍」
と、要求がいちいち細かい。

その夜、八つぁんの長屋に泥棒が入った。この泥棒、目が悪い。物色してやっとすべてが絵だと気付いた。

「こいつ、なんにもないくせに、ある“つもり”なのか。それならおれもせっかく押し入ったのだから、ここは盗った“つもり”でいこうじゃねえか」。

泥棒はつもりのオンパレード!
「タンスを開けて風呂敷を出し、着物をごっそりもらった“つもり”」
「金庫から札束を懐に入れた“つもり”」。

やがて八つぁんの目が覚めた。初め泥棒がなにをやってるかわからなかったものの、はたと気がついた。つまり俺が家財道具がある“つもり”だから、こいつも盗んだ“つもり”ってことだな。そっちがそっちならこっちものった。

八つぁん〉壁にかかった槍を取った“つもり”。こら泥棒!ぶすっと刺した“つもり”
泥棒〉お!きたな!じゃあこっちはだくだくっと血が出た“つもり”

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時間がない方へ超要約こんな話

泥棒に入った先は本物の家財道具などは一つもない絵で書いた書割りだけの長屋。泥棒と住人の男は、盗った、盗られたのジェスチャーで盛り上がる。


桃月庵白酒落語集 時そば/だくだく/あくび指南

落語好きの視点

八つぁんと泥棒の“つもり”だけが頼りのコール&レスポンス。なんにもない真っ暗闇の長屋のなかで、こんなジェスチャー大会が繰り広げられていました。

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落語の演目あらすじ

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