池袋演芸場の料金・チケット購入法・混み具合・持ち込みなど

池袋演芸場 寄席&演芸場情報
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1951年に開場した都内に4軒ある定席落語寄席の一つ。池袋駅から徒歩1分。

こじんまりとした席数92の地下フロアにある寄席です。一番後ろの席に座っても高座はすぐそこ。しかも席は階段状で後ろに行くほど高くなっているので、どこに座ってもバッチリ見えます。

一人あたりの持ち時間がほかの寄席より少し長いのも特徴で、寄席のなかではもっともマニアックな番組がかかるというのが、落語ファンの定評。
※定席(じょうせき)とは毎日開催している会場のこと

池袋演芸場の特徴
  • 1/1〜12/28まで営業
  • 座席数92席の演者と近い小さな演芸場
  • 1日の公演には昼の部・夜の部があります。
  • 毎月10日毎に出演者&プログラムが変更
  • 興行形態には通常興行(毎月1〜30日)・特別興行(毎月21〜31日)があります。
  • 通常興行は昼・夜の部通してチケット1枚で丸1日鑑賞OK!チケットは当日窓口で購入。
  • 特別興行は前売り券あり
  • 売店はなし自販機あり。ドリンクのみ可能&持ち込みもOK※アルコール不可
  • 途中入場・退席OK&再入場不可
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寄席のプログラムとマナー

池袋演芸場

寄席の基本形態から開催時間、チケットの買い方や料金、マナーなどの基本情報について記載しています。

プログラム

プログラムは、「1ヶ月が3つに分けられ」「1日が2つに分けられ」てつくられて営業している。これが原則です。

❶1ヶ月のスケジュールは3つ分かれてる
1〜10日が「上席」、11〜20日が「中席」、21〜30日が「下席」

❷出演者は上席・中席・下席毎に変更
落語協会と落語芸術協会の所属芸人が交互に出演します。ただ下席の昼の部は落語協会限定です。各席の期間中は基本同じ出演者の出演。ちなみに上野鈴本演芸場は、落語協会のみの出演となっています。「プログラム」は「番組」「芝居」とも呼ばれます。

昼の部と夜の部がある1日2回公演
1日の公演は「昼の部」「夜の部」で分かれていて1日2回公演になっています。分かれてはいますが、チケットは通常興行の場合、1日通し券です。つまり、昼から夜まで落語漬けの1日を楽しむことができます。

▼営業期間まとめ
[上席]1〜10日の昼の部・夜の部
[中席]11〜20日の昼の部・夜の部
[下席]21〜30日の昼の部・夜の部
各月の31日の昼の部

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通常興行と特別興行について

定席落語寄席では、興行が「通常興行」「特別興行」に区分けされています。それぞれプログラム内容、チケット代、開催時間が違います。

毎月1〜20の昼・夜の部、21〜30の昼の部は通常興行、毎月21〜30日の夜の部は特別興行となります。特別興行では落語協会、落語芸術協会それぞれの真打昇進披露興行も行われます。

また、各月で31日がある日は他とは違う特別興行が開催されます(例:7月の余一会17:00〜)。

▼開催時間早見表▼
  通常興行
特別興行
日程 1〜30日 21〜30日 31日
時間 昼の部 夜の部 夜の部 昼の部
上席 12:30〜16:30 17:00〜20:30 設定なし 設定なし
中席 12:30〜16:30 17:00〜20:30 設定なし 設定なし
下席 14:00〜18:00 設定なし 18:00〜23:00 14:00〜

※時期により変更の場合あり。目安としてみてください。例えば、下席昼の部に落語協会の披露興行などが行われる場合は13:00~17:00になり値段も3,500円となります。

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演芸場のマナー

  • 座席指定はありません。入場後好きな席に座ることができます。
  • コロナのためドリンクのみ可能です。持ち込みもOK。コロナ前は飲食もできました。アルコールは不可です。
  • 途中入場・退席も自由ですが演者の入れ替わりのタイミングなどに行うのがベター。再入場は残念ながらできなくなりました。

チケット購入について

チケット

チケットの値段、購入方法について詳しく解説します。

通常興行の場合

昼の部と夜の部は1日通し券となっているので、チケット1枚で昼から夜まで1日楽しめます。

当日に入場券を窓口で購入して入場します。事前予約は不可。場内に座席指定はありません。好きな席で楽しみましょう。

正月や特別興行、GWなどの連休時や人気の芸人が出演する場合などで満席で入れないこともありますが、通常興行の場合、とくに平日に入れないということは少ないようです。

【チケット販売】現地(池袋演芸場)の受付窓口にて販売。※10名様以上の場合団体割引・親子割引があります。

通常興行の料金表
  1〜20日の1日券 21〜30日の昼の部
一般 2,800 円 2,500 円
学生・65歳以上 2,500 円 2,300 円
子供 1,800 円 1,800 円

※時期により変更の場合あり。目安としてみてください。例えば、下席昼の部に落語協会の披露興行などが行われる場合は13:00~17:00になり値段も3,500円となります。

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特別興行の場合

特別興行は開催される落語会によって料金が異なります。

特別興行の場合、当日券のほかに前売り券も販売されています。

チケットぴあやローソンチケットなど主要なチケットサイト、池袋演芸場、所属の落語団体などでも販売しているので、詳細は落語家のHPやTwitterなどを確認してください。人気の興行の場合は、前売り券で完売となってしまうこともあります。

池袋演芸場の混み具合

コンサート

●いつまでに行けばいい?

休日や長期休み、特別興行で混む場合もあります。

満員の場合もあるので余裕を持って開演の一時間前ぐらいに行ったほうがいいです。通常混雑してない平日は並ぶ必要はないと思います。

2024年5月は6割ぐらいの客入りとの情報がツイッターにありました。

●チケットが売りれる場合はある?

通常興行の場合は入場券は窓口販売&予約不可なので、休日や人気の演者が出演する興行の場合、満席になり、入場できない場合もあります。立ち見券が発売される場合もあり。

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●事前に調べる方法ってある?

一番いいのはツイッターヤフーのリアルタイム検索で調べることです。

Twitterでは「池袋演芸場 並ぶ」や「池袋演芸場 客入り」などを検索すると、今日行ったお客さんや今チケットを買おうと並んでいるなどまさにリアルタイムの情報を得られます。

おそらく満員や立ち見などのツイートがなければ、基本は開いてるなと思っていいと思います。

▼例えばこんなかんじで

池袋演芸場の売店などのマメ情報

プチ情報
  • 座席はすべて椅子席で組み立て式テーブルがついてます。
  • 基本落語家1人の持ち時間は約15分。トリの落語家は約30分です。池袋演芸場はそれより少し長い持ち時間となってます。
  • 売店や自動販売機もあります。売店では飲食系のものは売ってません。
  • 飲食の持ち込みは可能です。
  • 池袋演芸場は出入りが自由ですが再入場はできません。
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寄席のプログラムの具体例

出典:

どんなプログラムになってるか具体的に2023年2月12日の中席の通常興行と、2月21日〜28日の夜の特別興行「落語協会特選会」の内容を書きました。

下記のように落語あり、漫才あり、マジックありとバラエティに富んだ構成となっています。

興行の詳細は池袋演芸場のHPのより下記のような番組表を見ることができます。

2月11日〜20日の「昼の部」「夜の部」通常興行

2/11〜20は通常興行が行われます。

なんと!2,800円払えば12:30〜20:30まで1日中落語が楽しめます。

....昼の部・夜の部
昼の部/12:30〜16:30(開場12:00)
夜の部/16:45〜20:30(開場16:30)
料金(当日券・昼夜共):一般2,800円、学生・65歳以上2,500円、小人1,800円
チケット販売:池袋演芸場窓口で販売

昼の部〈12:30〜16:30〉
12:30 落語金雷門音助、幇間芸松廼家八好、落語桂夏丸
13:15 落語春風亭柳之助、マジック山上兄弟、落語三遊亭笑遊
14:05 落語三遊亭圓遊、仲入り休憩コント青年団
14:50 落語桂歌蔵、落語三遊亭遊吉、太神楽鏡味味千代
15:45  落語桂歌春
夜の部〈16:45〜20:30〉
16:45  落語立川成幸、漫才アオキシジェン、 落語立川幸之進
17:30  落語三笑亭夢花、三味線漫談藤本芝裕、 落語桂富丸
18:20  落語昔昔亭桃太郎仲入り休憩漫談マグナム小林
19:05  落語立川吉幸、 落語桂米福、マジック山上兄弟
20:00  落語立川談幸
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2月21日〜28日〈夜の部〉特別興行「落語協会特選会」

●営業時間:18:30〜20:30(開場18:00)
●料金:一般2,500円、学生・65歳以上2,300円、小人1,800円
●チケット販売:池袋演芸場窓口や各種窓口。詳細はTwitter参照
●特別興行:〈2月21日〉三遊亭金朝の会、〈2月22日〉一刻千金一九の会、〈2月23日〉三遊亭津歌独演会、〈2月24日〉吉緑ぶくら、〈2月25日〉柳家三語楼の落語放浪記、〈2月26日〉桂扇生の会、〈2月27日〉一八落語会、〈2月28日〉二ツ目勉強会

今さら聞けないQ&A

.Q. 開演前に並んだりしますか?
.A. 休日は早めに行ったほうがベター。通常混雑してない平日は並ぶ必要はないと思います。長期休みや特別興行で混む場合もあります。

.Q. 入場券が満席で買えないことけっこうありますか?
.A. 休日や人気の演者が出演する興行の場合、満席になることもあります。

.Q. いつでも入場&退席できますか?
.A. オッケーです。ただ場内を移動するのは演者の入れ替わりのタイミングで、というのがマナーです。

.Q. 飲食は可能?
.A. これもオッケーです。ただ2021年の夏、今現在はコロナ禍につきドリンクのみですよ。

.Q. 小さい子供を連れてっても大丈夫?
.A. 子供連れの人を時々見かけます。おとなしくしていられるお子さんであれば大丈夫です。

.Q. 落語初心者なのですが楽しめますか?
.A. 落語に詳しくない観光客の方もいますし全然大丈夫です。落語独特の古い言葉が出てくるので多少は古い言葉とか江戸時代の風俗に興味があったほうがいいとは思いますが、一度好きになればすぐ慣れてしまえるのが落語です。

.Q. 寝てる人とかいますか?
.A. 寝てる方もちらほらいます。わたしも昼の部、夜の部を通しちゃうと、一度は寝ちゃいます!

.Q. クレカとかQRコード決済に対応してますか?
.A. してないと思いますよ。そこは現金です。

▶落語のチケット情報をチェック

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会場までのアクセス

●住所:東京都豊島区西池袋1丁目23-1エルクルーセビル地下1階
●JR「池袋駅」20C番出口より徒歩2分or18番出口より徒歩1分

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寄席&演芸場情報

コメント

  1. 沼袋 より:

    記載の情報、二三気になりましたので。

    このコメントは削除してくださって構いませんから。

    池袋はコロナ前からアルコール禁止です(新宿と同様)。

    21~30の下席昼は落語協会限定です。ここ、個人的には大事だと思っています。
    時間が14:00~17:00、料金も2,000円と常に同じです。
    ただ落語協会の披露興行は必ずこの下席昼になるので、その場合は13:00~17:00、3,500円となります。

    寄席5場のうち、東京かわら版の割引のない唯一の寄席です。