芸歴20年。39歳の三笑亭夢丸さん。
小さい頃は人前にでるような性格ではなく、内気な性格だったという夢丸さん。落語家になったきっかけも本を通して落語を好きになったパターン。
ということでそんな三笑亭夢丸さんの経歴・評価・私の実際に聴いた演目などをご紹介します。
プロフィールと経歴
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▼落語家になるまで&なった後
- 小学校低学年の時に江戸川乱歩の『怪人二十面相』シリーズにハマって読み終え、他になにかないかと探したときに落語の本があり、本きっかけで落語にハマる。
- 落語本の中の解説に本より実際に聴いたほうが面白いとあったので、誕生日プレゼントにラジオをもらい落語を聴きまくる。
- ずーっと落語は好きなものの落語家になる気はなく高校卒業後にしばらく就職した。
- たまたま聴いた桂枝雀師匠の言葉『落語が好きで落語家になったほうがいい。だって毎日落語が聞けるから』で落語家になる一大決心をする。
- 2002年に手土産として米俵(新潟出身のため)をもって初代三笑亭夢丸の帰りを待っていた所、警察に通報されるハプニング発生。で、なんとか入門を許される。
- 2002年1月に三笑亭夢丸に入門。前座名は「春夢」。
- 2006年10月に二ツ目昇進。夢吉と改名。
- 2015年5月に真打昇進し、二代目三笑亭夢丸を襲名。
- 2019年3月に花形演芸大賞金賞受賞。
▼エピソード
- 落語が好きで部活を途中で抜け出し、家に帰って落語の番組を録音し部活に戻るというトリッキーなことをしてた。
- 師匠の初代三遊亭夢丸は2015年3月7日に急逝した。師匠から2012年頃には名跡を次ぐよう提言されていた。
- 父親とも母親も教師
- 趣味は銭湯巡りで地方公演時にも近くの銭湯をめぐる。
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三笑亭夢丸の魅力とオススメ演目
2021年8月25日(水)、赤坂会館の六階稽古場で開かれた「ひとり夢一夜 夢丸一人会」へ行ってきました。
たっぷり3席、ラストはちょっと珍しい『突き落とし』。
オフィスエムズ主催の「夢一夜」は春風亭一之輔と三笑亭夢丸の二人会。この会、いつもお二人の友情がそこはかとなくにじみ出る落語会で、わたしは欠かさず行ってます。今回は夢丸さんの一人会なので「ひとり夢一夜」。
会場の赤坂会館はもともとは赤坂の芸者さんの稽古場で、いまは能、狂言などの稽古や、落語などのイベントに使用されています。広さは50畳。ここで座布団に座って落語を聴く、というわけです。
▼公演情報
◯出演者:三笑亭夢丸
◯開催日:8月25日(水)
◯開演:19:00〜
◯料金:全席指定3,500円
◯会場:赤坂会館の六階稽古場
▼プログラム内容
三笑亭夢丸
〈1〉『あくび指南』
〈2〉『臆病源兵衛』
〈3〉『突き落とし』
『臆病源兵衛』のあらすじと感想
▼まくら
夢丸さん、なにが怖いかって、遊園地のジェットコースターが怖いそうです。「金を払って、わざわざ怖い思いをするなんて」と。わたしも全面的にそう思います。
そんなマクラでもって『臆病源兵衛』へ。
▼あらすじと感想
兄ぃの家に八五郎がやってきて酒を飲む。臆病な源兵衛の話になり、二人で驚かそうと相談する。二人は源兵衛に会いたい女性がいるといって嘘をついて家に誘う。
八五郎は見つからないように隠れて、源兵衛がきた時におばけのふりして驚かす。しかしココでハプニング。源兵衛は驚きのあまりに近くにあったもので殴って殺してしまった。
困った兄ぃと源兵衛。死装束を着せ、死体を証拠隠滅のために捨てに行くが途中でまたハプニング。酔っ払いにぶつかって死体を落とし、ビビって逃げ出してしまった。
その衝撃でホントは気絶しただけだった八五郎は、立ち上がったものの、自分の死装束をみて自分が死んだと思いこんでしまう。。。
▶臆病源兵衛の詳しいあらすじはコチラ
臆病な源兵衛がとにかく面白い。
夢丸さんならではのつんのめり口調で、裏声もまじえて「あわわわわわ〜」と叫ばれると、どうしたって笑ってしまいます。
『あくび指南』のあらすじと感想
▼まくら
開口一番の前座さん、柳亭楽ぼうは前日の柳枝・宮治二人会に続き二夜連続。こういうことって、なさそうだけど、わたし以前にもありましたww ネタは『千早振る』。
それを受けて夢丸さん、地方での落語会で『千早振る』を演り、その後、主催者の方々との打ち上げで、国語の先生から「あの解釈は間違ってる」と言われてトラウマになり「以来『千早振る』は演らなくなった」と、まず一発目の笑い。
▼あらすじと感想
男は友人に連れられてあくびを教える変な塾に行にいくことに。真面目に教える師範と習得しようと頑張る友人。友人は必死に教えてもらうのだがどうしたものか、なかなか習得できない。
その様子にあまりにもバカバカして男は大あくび。ふと、それをみた師範が驚きの形相でいう。
「素晴らしいあくびだ!で、そのあくび誰に習ったのですか」
寄席でよく聴く噺ですが、時間調整のために省かれがちな春・秋・冬のあくびの解説を久しぶりに聴いたような。
「寄席演芸のあくびは出やすいが、噺家は心の底では傷ついているので、鼻が痒くて掻くような感じで〜」というところで、大爆笑。
夢丸さんの、あくびを教わる男は威勢のいい江戸ッ子。そのハイテンションぶりがおかしい〜
三笑亭夢丸のスケジュール
三笑亭夢丸のスケジュールを簡単に確認できるのがチケットぴあ。もちろん寄席だとかぴあで販売してないものは載ってません。ま、確実にチケットがあるなということはわかります。
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