初心者のために落語のあらすじをご紹介!
江戸時代の庶民は稽古事が好き。子供は読み書き算数に、女性は長唄や踊り。それが「あくび」? とはいくらなんでもバカらしい。というか、落語らしいのかも。。。
落語の動画もご紹介しますので、そちらも見てみてください。
『あくび指南』のあらすじと感想

“習った男より、付き添いの男のほうが上手かった「あくび」”
.滑稽噺. .習い事.
簡単なあらすじ
町の若い衆がモテたい一心で「あくび指南所(あくびを教える教室)」へ。途中で友達に会い「あくびなんて、習うようなもんじゃないだろう」と言われたが、その友達も指南所にむりやり引っ張ってきた。
若い衆のあくびの稽古が始まった。指南する師匠は目当ての若い女ではなく、五十歳辺りの世間のことに長けた様子の男。「春夏秋冬のあくびがあるなかで、今日は一番やさしい夏のあくびを教えよう」とまず見本を見せた。
「首尾の松(吉原方面に行く船の目印となる松)あたりで船に乗っているところを想像して、こう言うんだ」
「船頭さん、船をうわてにやっておくれ。船から上がって一杯やって、晩は吉原(現代でいう風俗)に行って、見習いの遊女でも買って遊ぼうか。船も良いが、一日船に乗っていると、退屈で、、たいくつで、、、あぁ〜〜あぁ(と、あくびをする)、ならない、とな」
若い衆は何度もやってみるが、師匠のような肩のちからが抜けた自然なあくびがうまくできない。
これを見ていた連れの友達が「わけのわからんことやってるけどお前らはいいよ。それが楽しいんだろ。でも見てる俺は退屈で退屈でならねぇんだよ。あぁ〜〜あぁ」とあくびを一発。
これを見ていた師匠は思わず「あら? お連れさんの方が、ご器用だ」
時間がない方へ超要約こんな話
プロの師匠が「あくび」を真剣に教え、町の若い衆がそれを真剣に習う、なんともバカらしい「あくび指南所」でのひとコマ。
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落語好きの視点
ストーリーがとてもシンプルなので、登場人物の演じ分けが落語家のうでの見せどころ。師匠の見本のあくびのシーン、わたしはいつも、つい自分でもあくびをしてしまいます。あくびって、伝染りますよね。。。
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