初心者のために古典落語のあらすじをご紹介!
今回ご紹介する演目は『たがや』。傍若無人な侍と庶民がもめ、決闘に発展する噺。
『たがや』のあらすじと感想
“嫌なやつだけど知恵者”
.人情噺.
簡単なあらすじ
両国橋は花火大会の見物人で身動きがとれないほど。そこにお供を連れて侍が馬に乗ってやってきた。
歩くのも困難なのによりによって馬で来るとは。でも侍はそんな庶民の気持ちなどこれっぽっちも意に介さない。
そんな時、たが屋(桶などを作る職人)の男が、人混みに揉まれて持ってた道具箱を落としてしまった。
すると中にはいっていた『たが』という、桶の周りにはめる竹や金属で作った輪っかが、侍が向かって飛んでいきかぶっていた笠を弾き飛ばしてしまう。侍はメロス並みに激怒した。必死に謝るたがや。
それをみた見物人達もなんとかたが屋を許してもらおうと、一緒に侍に謝るのだが決して許そうとはしない。
やがてその態度にたが屋もキレて抗議した。すると、お供の侍がなんと刀を抜いてたが屋に斬りかかってきた。一瞬のことだったが、なんとかかわすたが屋。そしてお供の侍のもってた刀を奪い取って、逆に侍を斬ってしまう。
それをみて今度は主の侍が槍を構えて襲ってくる。ただたが屋は意外と運動神経がいい。その槍をぱっとつかんで侍の身動きを封じた。
侍は槍を諦め手を離し、今度は刀に持ち替えて斬りかかろうとした。と、その持ち替えようとする一瞬のスキに、たが屋がさっき斬りつけた刀を拾い侍に斬りかかる。
侍は斬られ首が天高く飛んだ。見物人たちがそれを見て思わず「すごいあがったあがった!たがーやー(たまや~)」と言ってしまう。
YouTubeで視聴する
\30日間無料!/
無料落語音源聴き放題!
... Amazon Music Unlimited ...
春風亭一之輔、柳家喬太郎、桃月庵白酒、
入船亭扇辰、三遊亭兼好、三遊亭圓生など
大量の落語が聞ける。
▶詳しい解説はこちら◀
●9,000万曲が聴き放題!
●ダウンロード&オフライン再生OK
●PC・スマホ・タブレットOK
コメント