『つる』落語のあらすじ(オチも)をわかりやすく解説!

落語の演目あらすじ
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初心者のために古典落語のあらすじをご紹介!

今回ご紹介する演目は『つる』。鳥の鶴はなぜツルと呼ぶようになったかというくだらない滑稽噺。

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『つる』のあらすじと感想

つるの演目

ツーーーーール

.滑稽.

簡単なあらすじ

熊公は隠居の所にやってきて暇つぶし。くだらない話に花をさかせていると、鶴の話になった。

熊公〉鶴をこないだ田んぼで見たんだけど、やっぱり気品がありますねぇ。とにかく美しい。
隠居〉鶴ってのは日本の誇る名鳥だからなぁ。
熊公〉ん?そういえばなんで日本の名鳥に選ばれたんですか。

隠居〉いいか日本の名木に『松』があるだろ。その松に鶴は良く似合うってことだよ。花札を想像してみな、あれだって鶴と松が寄り添ってるじゃねんか。20点だ。
熊公〉さすが、ご隠居。なんでも知ってますね。

隠居〉まあなぁ。ちなみに昔は首長鳥っていわれていた。
熊公〉ほほう。改名したんだ。で、なんで首長鳥がツルに?
隠居〉改名って…。いいか、その昔、白髪の老人が岸壁に立って海を眺めていた。そこに中国の方から一羽の首長鳥のオスが『ツーーー』っといって飛んできて、浜辺の松の枝に止まった。その後、首長鳥のメスが『ルーーー』といって飛んできた。それでツルになったんだよ。

無理矢理過ぎる感。だが、熊さんはそれを信じて、他の人に物知り顔で話しまくる。そして知り合いの八っつぁんの所にやってきた。

熊公〉なあ八、お前、首長鳥ってしってるか?
八〉首長鳥?なんだいそれは。
熊公〉鶴のことだよ。じゃあなんで首長鳥が鶴って名前になったかしってるか?まあ、知らねえだろうな。教えてやるよ。
八〉いや、別に聞きたくない。今忙しいし。

熊公〉いいから聞けって。いいかその昔、白髪の…。あれ白髪じゃなかったか。まあ老人だ。ん?青年だったか。まあいい。とにかく山の海岸の頂上にいたら…。もう、とにかく首長鳥のオスが向こうから『ツーーー』って鳴いてやってきた。そしてメスの首長鳥が…。ええと、なんて鳴いてきたんだっけ?
八〉俺に聞かれてわかるわけねえ。あんたが教えてやるよっていったんだろ。

忘れてしまった熊公は再度ご隠居に教えてもらい、また舞い戻ってきて話し出す。

熊公〉いいか、今度ははっきり教えてやるよ。首長鳥のオスがだな向こうから『ツーーーーール』と鳴いてやってきて、メスが…。
八〉メスがどうしたよ。また忘れちまったのか。
熊公〉あれおかしいな。オスが『ツーーーーール』といってやってきて、メスが…。
八〉メスが⁉
熊公〉えーとな、黙ってやってきたんだよ。

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