『目黒のさんま』落語のあらすじ(オチも)をわかりやすく紹介!

目黒のサンマ 落語の演目あらすじ
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初心者のために落語のあらすじをご紹介!

今回は落語の中でも超有名な噺『目黒のさんまです。

みなさん、毎年東京の目黒で開かれるイベントをご存知の方もいるのではないでしょうか。無料でさんまを食べることのできるこのイベントには毎年3万人もの人が訪れるといわれています。

その元になった落語の『目黒のさんま』は一体どんな噺なのか。簡単にご紹介します!

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『目黒のさんま』のあらすじと感想

“魚河岸の新鮮なさんまより、目黒のさんま”

.滑稽. .さかな.

簡単なあらすじ

初秋のある日、殿様が家来をつれて「目黒」まで鷹狩に出掛けた。江戸時代、目黒は田舎であり、狩猟の格好の場所だった。狩りを終えて昼食の時間。殿様が昼ごはんを楽しみにしているというのに、お供がお弁当を忘れてきてしまった。

殿様一行が腹を空かせていると、近くの農家から旨そうないい匂いが漂ってきた。この匂いはなんの匂いだと、お供に聞く。

お供は「この匂いは庶民が食べる下衆魚です。さんまというものを焼く匂いです。殿の口に入れるなど滅相もございません」と答えた。

殿様は「とにかく腹が減っておるのじゃ。良いから食べさせえ」とお供にさんまを持ってこさせた。とにかく早く食べたいお殿様。網や陶板などいいからと炭火で直接焼いたさんまを食した。殿様は一口くちに入れると感嘆した。

「なんだこれは。こんなうまい魚料理があるのか!」それからというもの美食を重ねる殿様の好みと違うものの、庶民の魚「さんま」を食べたときの感動が忘れられない。

本当は屋敷でさんまを食べたいのだが、庶民の魚を屋敷で食すことはできない。だがそんなある日、殿様は親戚の集まりで思い切って昼食にさんまをリクエストした。

あっけに取られる親戚達。でも殿様が言うのだからとさんまを昼食に食すことに。ただ、屋敷にさんまの準備が無い。お供は急いでさんまを買いに走った。

そして脂が多いものを差し上げて健康を害してはいけないと、十分に蒸して骨を抜き美味しさが半減したさんまを出した。せっかく日本橋魚河岸から取り寄せた新鮮なさんまが、家臣のいらぬ世話で不味くなった。

殿様が口にはこぶと目黒で食べたときと違いなぜか不味い。

殿様「これが余の申したさんまか? 目黒で食した折には黒く焦げていたと思うが」
家臣「はい、日本橋魚河岸で求めてきた正真正銘の新鮮なさんまでございます」

殿さまはその言葉に落胆しながら言う。

「ううむ。魚河岸? どおりで不味いわけだ。やっぱりさんまは目黒に限る」

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時間がない方へ超要約こんな話

殿様は目黒に狩りにでかけた。昼食を忘れ農家で焼いた普段食べることのないさんまを食すとその美味しさに感動。さんまを食べたいとお屋敷で命じたが、家臣が殿様の健康を気遣って新鮮なさんまから脂や骨を取り除く。殿様が言う。「だめだ、不味い。やっぱりさんまは目黒に限る」

落語好きの視点

安価で手間もかからないものの美味しいものを食べている庶民が、高価で手間も十分にかけたおいしいものを食べている特権階級を風刺する噺。殿様、世俗のお手軽な楽しみに無知なのですね。

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