『宮戸川』恋愛落語のあらすじ(オチも)をわかりやすく解説!

宮戸川 落語の演目あらすじ
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初心者のために古典落語のあらすじをご紹介!

今回ご紹介する演目は『宮戸川』。約束を破って家にいえてもらえなかった男の半七。同じく門限を破って家に入れてもらえなかった女のお花。そんな幼馴染の二人が偶然あって恋に発展する。

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『宮戸川』のあらすじと感想

女性のほうが積極的

.人情.

簡単なあらすじ

小網町の質屋のせがれに半七という若者がいた。彼は友達の家で将棋を打っていたが、決着が中々つかず終わりの頃には既に夜。

しつけの厳しい家庭で育った半七、家に帰ったはいいが、家に入れてもらえなかった。しょうがねえかと町をぶらぶらあてもなく歩いていると、幼馴染のお花が立っていた。

どうしたんだと聞くと、彼女も遅くまで友達の家で遊んでて門限を破り、家の中に入れてもらえないとの話。

半七はこんな時にいつも泊まらせてもらう叔父の家がある。その話をすると、お花は自分も一緒に泊めてもらえないかとお願いする。

叔父はいい人だかちょっとオッチョコチョイ。もし突然二人で泊まらせてと行ったら、恋仲なんだと勘違されるかもしれない。

真面目で奥手な半七はごめんよと断るのだが、そこに大雨が降ってきた。こうなるとやっぱり一人にはできないということで、一緒においでと二人は叔父の家に向かう。

叔父が二人できたもんだからびっくり。そして案の定勘違い。二人は布団が一組だけひかれた部屋に通される。

二人は初めは気まずい思いによそよそしくなるが、やがて奥手な半七に比べて、お花は意外とまんざらでもない様子。

二人は背中合わせに、少し離れて寝るが、その時大きな雷がなった。

お花は雷が特に苦手。その大きな音に驚いて半七の背中に抱きつく。こうなればいくら奥手といっても半七も若い男。半七は振り向き、彼女を力強く抱きしめる。

そしてどうなったか。

高座の落語家は言う「ちょうどお時間になりました」で終了。
※このオチで終わるパターンもある。

その後二人はめでたく夫婦になった。そんなある日、お花は小僧と一緒に浅草寺へ。雨が降ってきたので傘を家に取りにいってといい、小僧はその通りに。しかし傘を取って戻ってきたときには、お花は姿をけしていた。

半七は彼女のいきそうなところを必死になって探すが見つからず1年が過ぎた。そんな頃、ある噂を聞いた。

実はお花は浅草寺で男に襲われたあと、殺されて宮戸川に捨てられたというのだ。希望を捨てなかった半七だが、この話を聞いて絶望する。そんな時どこからともなく声が聞こえた。お花の声だ。

すがる思いで「お花ー!!」と声を上げると、彼女がこっちを向いた。

お花「ねえ起きて。どうしたの?なんかうなされてたけど」

半七「お花?大丈夫か?」

お花「ん?なにが?」

半七「いやなんでもない。なんだ夢か。きっと夢は小僧の使いだ(夢は五臓の疲れのダジャレ)」

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