初心者のために古典落語のあらすじをご紹介!
今回ご紹介する演目は『たらちね』。独身のぶっきらぼうな男と家柄のいい娘が結婚し、会話のやり取りがままならないというお噺。
ちなみにたらちねとは母親のこと。本来母親といえばいいものを丁寧に言い過ぎるがゆえに「たらちね」といってしまいます。
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『たらちね』のあらすじと感想
“釣り合わない相手との結婚は大変”
.滑稽噺.
簡単なあらすじ
独身の八五郎を心配した大家が縁談を持ちかける。相手の娘は、年齢は20歳、ルックスも平均的だが家柄もいい。八五郎にはもったいない娘のせいか疑いの眼差し。
八五郎〉そんないい娘さんが、オイラのところに本当に嫁に来てくれるのかい?
大家〉ああ、彼女もお前ならきっと気に入るよ。でもな、ただ一つ問題があるんだ。
八五郎〉何問題って?
実は彼女の父親は厳格な漢学者で、とにかく礼儀に厳しく言葉使いも徹底的にしつけされてるという。もちろんそれはそれでいいのだが、逆に馬鹿丁寧すぎて回りくどく話すもんだから、何をいってるのかわからなくなってしまうという。
大家がそう伝えると、八五郎はそんなことかいと、特に気にしないといい、縁談を進めてくれるように頼む。
彼女も彼女の両親も八五郎とあって気に入り、二人は結婚することに。二人っきりの家の中。八五郎が女に名前を聞く。
女は「自らことの姓名は、父は京に生まれまして姓は安藤、名は慶三、あざなを五光。たらちね(母)は千代女と申せしが…」としゃべり始める。難しすぎて、八五郎には何言ってるかさっぱりわからない。
翌日、女は朝食を作り始めるが、そこでの会話もよく言ってることがわからない。
妻〉あ~ら、わが君。あ~ら、わが君。
八五郎〉なんだいどうしたい。それにその言い方やめてくれるかい。友達から『わが君の八五郎』なんてあだ名で呼ばれちまうよ。
妻〉精げ(しらげ)のありかいずこや?
八五郎〉シラゲ?。シラミでもでちまったのかい?
妻〉いいえ、ひとはむ虫にはあらず、ヨネ(米の事)のことでございます。
八五郎〉え、ヨネしってるの。前田米吉。あいつ今なにしてるか気になってたんだよ。
終始こんな感じチグハグな会話が続いていく。。。
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