東京には主な寄席が4つあります。池袋演芸場、新宿末廣亭、浅草演芸ホール、上野鈴本演芸場。寄席には落語家、漫才師、漫談、講談、紙切り、義太夫など様々なジャンルの出演者が出演します。
その中でも『トリ』と呼ばれる、一日の公演の中で最後に出演する出演者がいます。しかし、トリとはただ最後にでる出演者ではありません。
ということで、その特徴や役割、選ばれる人などをご紹介します。
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トリの簡単な特徴と解説!
▼『トリ』の簡単な特徴
- 持ち時間が他の出演者15分に対して30分。だから長尺ネタができる。
- トリになれるのは客が呼べる落語家のみで実力主義。真打ちになってもトリが取れない落語家もいる。
- 真打ち披露公演中はある意味無条件でトリが取れる。
- 昔はトリに選ばれた人に出演者を決める権利があったほど重要な存在でした。
- 現在は寄席の出演者を決める時は、協会に寄席の支配人や協会事務員さんが複数に集まって、最初にトリの落語家を決める。出演者を決めるこの会を「顔づけ」よぶ。
- 昔はトリの落語家が客の入りに責任を感じて、自腹をきって他の出演料を払うことも。
▶寄席について詳しくはこちら
寄席の詳しい基本出演順
寄席によりますが、寄席では12時〜20時30分にかけて1日中落語家や芸人が出演します。昼も夜も1日3,000円ほどのチケット1枚で楽しめます。
寄席のプログラムは、ただ落語家と芸人がただ順番に出演してるだけではなく、特徴があるので紹介します。
寄席の詳しい基本出演順
寄席の出演者は基本下記順番で出演します。上記プログラムを元に詳細を解説します。
▼基本の出演順
前座→二ツ目→色物→真打→仲入り前→(仲入り休憩)→くいつき→ひざがわり→トリ(主任)
●前座落語家
〈プログラムに記載なし〉
まだ落語家としてお金をとるわけにはいかないということで、寄席の開演が始まる前に出演。基本一人のみ。
●二ツ目落語家
〈柳家緑助 等〉
前座の次に二ツ目の落語家が出演。基本一人のみ。
●色物
〈ロケット団〉
漫才師、漫談家が出演。名前の由来は出演表に落語家は黒、他は赤色で書いてた所から。
●真打落語家
〈柳家花いち 等〉
前座・二つ目が一人ずつ出演した後はすべて真打の落語家が出演。
●仲入り前
〈柳家花緑〉
途中で仲入りなかいりと呼ばれる休憩が入ります。仲入り直前の出演者は二番目に重要と言われてます。
●くいつき
〈鈴々舎馬るこ〉
仲入り直後の出演者のことをいい、勢いのある芸の持ち主が選ばれる傾向。
●ひざがわり
〈翁家社中〉
トリに向かって盛り上がるように紙切りや音曲・奇術など芸人が出演。
●トリ(主任)
〈古今亭文菊〉
最後に出演するその日のプログラムを閉める落語家。もちろん真打ち落語家です。持ち時間30分。大ネタを演じる。
祝!桂宮治さんの初トリの様子紹介!
笑点の新レギュラーとしても記憶に新しい桂宮治さん。2021年2月中席より真打に昇進し、その後2022年1月23日に笑点の新レギュラーとなります。
しかし、宮治さんはなんと真打ち披露公演でトリは当たり前ですが、いわゆる本当の意味でトリをとったのは2022年2月中席8日目の新宿末廣亭が初!
笑点よりある意味で寄席のトリの壁は厚かったともいえます。
ちなみにこの会は「成金」メンバーが揃って出演する企画要素が強い公演。
成金というは落語芸術協会の二つ目の落語家+講談師が作った落語ユニットでした。今やほとんどが真打ちになり、成金も基本的には年に一度、年末に『大成金』という落語会を開催するのみで休止中。
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