初心者のために古典落語のあらすじをご紹介!
今回ご紹介する演目は『替り目』。酔っ払って帰ってきた亭主は妻にむりをいい、おでんを買いに行かせる。そんな亭主関白で普段感謝もしない亭主が、妻への思いを吐露する噺。
でも滑稽話です。
『替り目』のあらすじと感想

“亭主関白の男の本音”
.滑稽噺.
簡単なあらすじ
亭主は酒だけは寂しいと、なんかつまみはないのかと要求してきた。怒ってるが優しい女房。仕方なく好物のおでんを買いに家を出た。
しかし途中で財布を忘れたことに気づき、家の勝手口から入り財布を取りに行く。
亭主はまだかまだかと待ちわびながら酒をちびちび。すると酔ってるせいか、女房が家にいないと思って本音が思わず口に出る。
「面と向かっていえないがいつもわりいね。こんな俺のために色々と世話してくれて。いい女房をもらったよ俺は。感謝してんだよ。ほんと」と、女房のでてった玄関に手を合わせる。
家に一旦もどってきてた女房はそれを聞いていた。
そんな所にうどん屋が通りがかる。亭主は呼び止めて酒を注文。うどん屋は酒だけじゃ困るからうどんも注文してくれと要求。それに腹を立ててうどん屋を追い払ってします。
女房がおでんを買って帰ってくると、見たことのない酒瓶(お燗)がある。
妻〉どうしたのこのお酒?
亭主〉うどん屋台がきたからお酒注文したんだよ。
妻〉そう。で、うどんは?
亭主〉うどん?注文してねえよ。おでんがくるんだから。
妻〉そんなぁ。うどん屋さんに悪いじゃない。
亭主〉知らねえよそんなこと。
女房はうどん屋さんに罪悪感を感じ、うどんを注文しようとまだ近くにいたうどん屋を呼び止める。
どうやらうどん屋には聞こえてない様子。それを聞いた近所の人が代わりにうどん屋に声をかける。
近所の人〉うどん屋、待ちな。あそこの奥さんがよんでるよ。
うどん屋〉ん?どこの家?あ、あそこの家は勘弁してくれ。
近所の人〉なんでだい?
うどん屋〉さっき酒だけでうどんを注文してくれなかったんだよ。そろそろ、銚子の替わり目(お酒を飲み終わった頃)だからまた酒だけ注文されるんだろ。たまんないよー。
そういってうどん屋は急いで去っていった。
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