落語家「橘家圓太郎」の経歴・評価・オススメ演目を紹介!

橘家圓太郎 落語家45人紹介
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誠実で熱いハートを持つ落語家。それが橘家圓太郎師匠(60歳)

人情噺でも滑稽噺でもなんなく料理、スポーツ万能で柔道からトライアスロンまでこなす落語界きってのアスリート。

10年前、東日本大震災の少し後、どんな落語会だったのかは忘れたけど、師匠の春風亭小朝さんが弟子の圓太郎を紹介したときのセリフが忘れられない。

「圓太郎は、あの後すぐ瓦礫を撤去するボランティアに行ったんですよ。一人で、誰にも言わずにね。そんな男なんです、圓太郎は」

ということで、そんな橘家圓太郎さんの経歴・評価・私の実際に聴いた演目などをご紹介します。

橘家圓太郎の評価
  • 誠実で熱いハートを持つ落語家
  • 人情噺でも滑稽噺でもどちらも得意
  • スポーツ好きで多趣味
  • 春風亭小朝の一番最初の弟子

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プロフィールと経歴

▼落語家になるまで&なった後
  • 1982年1月に春風亭小朝に入門。前座名「あさり」となり、小朝独演会にて初高座「たぬき」を演じる。
  • 1987年に二ツ目昇進
  • 1997年3月に真打昇進し、八代目「橘家圓太郎」を襲名
  • 1994・1995年ににっかん飛切り落語会奨励賞
  • 1995年に北とぴあ新人演芸大賞受賞
  • 1996年に国立劇場花形演芸大賞受賞

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▼橘家圓太郎エピソード
  • とにかくスポーツ好きで多趣味。野球、柔道、空手、ゴルフ、トライアスロンから自転車いじり、笛、俳句など。
  • 春風亭小朝の一番最初の弟子
  • 高校時代はラクビー部に所属
  • トライアスロン好きとしても有名。
  • 第1回東京マラソンを完走後に鈴本演芸場に出演

▶橘家圓太郎「甲府い」の動画視聴

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橘家圓太郎のProfile

●Profile
芸名:橘家圓太郎(たちばなや えんたろう)
本名:鵜野英一郎
生年月日:1962年9月28日
出身地:福岡県福岡市
HP


●芸歴・受賞歴
1982年1月/春風亭小朝に入門。前座名「あさり」
1987年/二ツ目昇進
1995年/北とぴあ新人演芸大賞
1996年/国立劇場花形演芸大賞
1996年/にっかん飛切り落語会大賞
1997年3月/真打昇進。八代目「橘家圓太郎」を襲名
1998年/芸術祭賞新人賞

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橘家圓太郎の魅力とオススメ演目

私が行った落語会より圓太郎さんの魅力が詰まった落語をご紹介します。

ちなみに行ったのは2021年9月16日、9月23日に国立演芸場で開かれた「圓太郎ばなし」と、「国立名人会」よりピックアップ!

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『稽古や』のあらすじと感想

「コロナ禍でヒマなんでポテチばっかり食べたおかげで太っちゃって」と圓太郎師匠。確かにww

女にモテたいという男が、兄ぃの紹介で唄や踊りを教えてくれる稽古やにやってきた。稽古やの師匠は25歳の独身の美人。さっそく唄を習う。

師匠の情感にあふれた唄を見本として聞かせられるが、男はとても真似できない。しょうがないので、男はしばし休憩。師匠は小さな女の子に踊りの稽古をつける。

その女の子がやがて泣き出した。男が女の子の持ってきた焼き芋を勝手に食べたからだ。そんな調子で稽古やをかきまわす男。

師匠「あなた、なにしにここへきたんですか?」
「色事に唄のひとつでも覚えて。。。」
師匠「色事は指南のほか(指導外)でございます」

『稽古や』というと、なんといっても古今亭文菊師匠。細面に狭い肩がストンと落ちたあの感じが、稽古やの美人の師匠にまさにピッタリ。

圓太郎師匠はルックスが真逆なので。。どうなんだろうと思って見てたけども、だんだん圓太郎さんが美人の師匠に見えてくる、この不思議。師匠が踊るシーンでのたおやかな上半身の動きと上品な声はさすがです。

この噺、小朝師匠から演れと言われたとのことですが、当時、師匠が教えてくれたのだろうか、と思わざるを得ません。

女の子が泣き出したところで「どうしたの? おっしょさんが気持ち悪いの?」と師匠がたずねて、大笑い。

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『甲府ぃ』のあらすじと感想

善吉は甲府から江戸にやってきたが、なけなしの金を盗まれてしまう。お腹をすかし、豆腐やで万引。それを見つけ叱った店主。

店主はなぜこんなことをと問いただすと善吉は自分の素性を話す。

自分には両親がいないので、甲府に住む優しい叔父さんに育てられたこと。大きくなり、なんとか一人前になれるように江戸にやってきたところ、運悪く浅草で財布をすられてしまったこと。それで行くあても失い、どうしょうもなくて万引したと。。。

その話を聞いて同情した店主は手を差し伸べる。

それに答えて善吉は必死に働いた。お店で一生懸命働き、ときには天秤を担いて売り歩く。やがて店は大きくなり従業員も増えていった。

そんな頑張る善吉の働きをみて、一人娘との結婚させて店を譲る決断をする。

▶甲府ぃ詳しいあらすじはこちら

登場人物が善人だらけなのは『井戸の茶碗』と同様ですが、『甲府い』が魅力的なのは、「とお~ふ~、ゴマいり~、がんも~ど~きい~」という売り声の調子の良さがもたらす噺全体に及ぶ心地良さだと思います。

ここで、天秤棒を担いで売り歩く姿をアタマのなかに浮かべてうっとりしてしまうのですが、圓太郎さん、こぶしをたっぷり効かせて、しかも美声なので最高!

で、善吉が初めてこの売り声を稽古したところ、顔を赤くして力を入れ過ぎて、どうにもうまくいかない。

「なんだか扇辰(入船亭扇辰も同じ会に出演してたので)の落語みたいだな」と豆腐屋の主人。

自分のことよりも、ほかの人間のことを第一に考える豆腐屋の主人と善吉。二人の一生懸命な様子が、圓太郎さんの江戸弁のリズムに乗って見事に活写された一席。

旅に出る若夫婦を見送る豆腐屋の主人のうれしさと誇らしさに満ちた様子には感動させられました。

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