落語家の中には面白い経歴の方がいます。元力士、サラリーマン、俳優等。その中で芸人さんから落語家転身した人をご紹介します。
ちなみに落語界では上方落語(大阪)と江戸落語(東京)では昇進システムが違います。
東京は見習い→前座→二ツ目→真打と平均12年以上の修行をして、やっと一人前の落語家になれます。しかし、上方には基本的にそういうシステムは有りません。
もちろんカバン持ち的な期間はありますが、明確な昇進のシステムがないので、逆に言うと芸人をしてある程度年齢を経て、落語家になるのは上方のほうがなりやすいのかなと思います。
ただ、上方でも芸歴5年以上は、東京でいう二ツ目と同じ中座と位置付けられ、芸歴15年以上で真打的に扱われることもあるそうです。
「月亭方正」〜山崎邦正〜
▼基本情報
- 生年月日:1968年2月15日(54歳)
- 落語家名:月亭方正(つきてい ほうせい)
- 師匠:月亭八方
- 出身:兵庫県西宮市
- 本名:山崎邦正(やまざき ほうせい)
- 元コンビ名:GSX(ガスペケ)→TEAM-0
- ピン芸名:山崎邦正
落語家になった経緯とエピソード
- 1988年/NSC大阪校入学(6期生)
- 1988年/軌保博光とお笑いコンビ「GSX」を結成。
- 1989年/東京進出。コンビ名を「TEAM-0」に改名。
- 1991年/ABCお笑い新人グランプリ最優秀新人賞受賞。
- 1993年 /「TEAM-0」が解散。
- 1994年/前説やイレギュラー出演していた「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!」でレギュラーになる。
- 2008年5月/月亭八方より「月亭方正」を名をもらい、落語「阿弥陀池」を演じる。
- 2009年12月/上方落語協会加入。
- 2021年4月/落語を始めてもう14年目。初めての弟子をとる。
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落語家への転身理由と苦労と喜び
リアクション芸人、すべり芸で様々な番組でいじられキャラとして人気の山崎邦正。ただ実は大きな悩みを抱えていたそうです。それを解消するために落語家へ転身します。
落語家になった理由
40歳の頃に営業公演に行った際に、ピン芸人として自分の芸のなさを痛感。
テレビタレントではなく、一人の芸人として仕事をしたいと悩み始める。そんなことを友人の東野幸治に相談すると、落語家を進められる。
しかし、落語は古臭く面白くないという先入観から敬遠していた。それが試しに聞いた、桂枝雀の「高津の富」でその面白さと完成された芸に感動。
とりあえず落語をたくさん聞くところから始めようと月亭八方一門に入門した。
師匠に月亭八方を選んだ理由
月亭八光とは旧知の中で飲み仲間だった。それで相談し、父親の月亭八方に入門することになった。実は月亭八光が落語家だったことも父親が月亭八方だったことも知らなかった。
月亭方正さんの年収
ぴあを見る限り、月亭方正さんは頻繁に落語会を開催しています。また芸能人としてもレギュラー番組が、関西を中心に3本とガキ使に出演し人気。
ということはむしろピン芸人時代の営業が中々ない時期から比べたら、収入は確実に上がっていると思います。
また、落語家になる前はストレスと不安から金遣いが荒かったが、自分には落語あるということで自信がつき、落語で満足できるからお金を使わなくなったそう。
落語家としての苦労
- 上方落語協会加入の際は、実はすでにタレントとして有名だった「山崎方正」の加入に異論などもでた。
- 落語家になって苦労したことより、むしろ努力できることを見つけれて安堵してる。芸に自身のなかった頃は営業とかで時間を与えられても何もできてない自分にとても落ちこんでいたので。落語は努力すれば努力するほど成果がでる。
- リアクション芸、すべり芸ということあり、ある意味笑いがおきるか神頼みのとこがあった。でも落語は1回ウケたら、どこ行ってもウケる。落語家になって精神的に楽になった。
- 昔はストレスと不安から金遣いが荒かったが、自分には落語あるということで自信がつき、落語で満足できるからお金を使わなくなった。
- まくらのくすぐりや新作落語も作るようになりうけたら喜びが倍増。
- 立川志の輔さんや笑福亭鶴瓶さんにも噺を教わったりしている。
- 落語家としてもう一段上がるために、東京で勝負しようと東京で落語をするようになった。
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