円楽一門の落語家「三遊亭萬橘」の経歴・評価・結婚・スケジュールを紹介!

三遊亭萬橘 落語家45人紹介
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五代目円楽一門会に二代エース格の一人

エースの一人「三遊亭兼好」さんは現在52歳。三遊亭萬橘さんは43歳。一回りほど違うので萬橘はむしろホープといったほうが正しいかもしれません。

円楽一門会の中で最も将来を期待されてるといってもいい存在です。

そんな三遊亭萬橘さんの経歴・評価・私の実際に聴いた演目などをご紹介します。

三遊亭萬橘の評価
  • 円楽一門会のホープでありエース格の一人
  • ギャグやオリジナルの改作古典落語が面白い
  • 親に大学を退学したことを責められ勢いで落語家になる

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プロフィールと経歴と結婚

▼落語家になるまで&なった後
  • 小中学生の頃、自分の発言で周りが笑うということに喜びを感じる。
  • 中学生時に卒業生を送る会での演劇の中で三枚目を演じ人気を博す。
  • 落語との出会いは法政大学2年生の時。留年し学校に居場所がなくなり落語研究会に入る
  • 親から中退をとがめられ、勢いで大学をやめて落語家になる宣言。なぜ落語家かというと「他にできる仕事がなさそだから」と消極的な理由から。
  • 2003年7月に法政大学を5年間通ったのち、中退してその1年後に三遊亭圓橘に入門。前座名「橘つき(キツツキ)」
  • 2006年10月に二ツ目昇進
  • 2013年3月に真打昇進。四代目「萬橘」襲名
  • 2009年2月に第6回伝統芸能祭りグランドチャンピオン大会グランプリ受賞
  • 2015〜18年「花形演芸大賞」金賞受賞
  • 2017年「彩の国落語大賞」受賞

▶三遊亭萬橘「垂乳根/井戸の茶碗/寿限無/らくだ」CD

▼三遊亭萬橘さんのエピソード集
  • 法政大学では日本文学専攻。
  • 落語研究会ではあまり落語を稽古していなかった。
  • 「萬橘」という名前を継承した落語家は早死したり、画数も悪かったりと襲名することに迷いがあった。
  • 落語家として、自分の真面目すぎる性格に自信をなくしたこともあった。
  • 三遊亭圓橘に入門した理由は単純に好きだったから。
  • 趣味はボクシング観戦、読書、動物園

▶五代目円楽一門会生態録スペシャル本〈2013〉

▼三遊亭萬橘さんの結婚について

2009年5月28日披露宴開催

2009年にまだ二ツ目時代の三遊亭きつつきの時に結婚。お相手は赤石哲子さとこさん。同じ一門の三遊亭王楽さんいわくは萬橘さんには勿体ないくらいの美人だそう

結婚披露宴では三遊亭円橘師匠の挨拶で始まり、緊張の中、相撲甚句まで披露したそう。三遊亭好楽が挨拶し、三遊亭兼好師匠と王楽さんが乾杯の発声。

三遊亭萬橘さんの挨拶は聴いてる人たちが、涙を流してしまうほどのスピーチだったそう。

◯会場/築地の老舗料亭「与作」
◯司会/三遊亭小圓朝師匠&三遊亭橘也
◯結婚の挨拶司会/師匠の三遊亭円橘

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三遊亭萬橘のProfile

●Profile
芸名/三遊亭萬橘(さんゆうてい まんきつ)
本名/中村彰伸
生年月日/1979年1月20日
出身地/愛知県豊川市
HP

●芸歴・受賞歴
2003年7月/三遊亭圓橘に入門。前座名「橘つき」
2006年10月/きつつきで二ツ目昇進
2013年3月/真打昇進。四代目「萬橘」襲名

三遊亭萬橘の魅力とオススメ演目

三遊亭萬橘さんの魅力は、古典落語のアレンジ(改作)と噺の腰を折らない程度にいれてくるギャグだと思います

改作落語の例はこんな感じ
  • 寿限無
    寿限無は子供に異常に長い名前をつけ、名前を呼ぶたびに苦労するという滑稽噺。本来は名前を呼ぶのに苦労するってところで終わる話だが、萬橘版はその子供が大人になり、キラキラネーム⁉をつけた父親に抗議する。
  • 壺算
    本来壺算はずる賢い兄貴が、頭脳を駆使して「時そば」のように店主を騙し、激安でお目当ての商品をせしめる噺。しかし、萬橘版の壺算は頭脳を駆使せず、とにかく店主に頭を下げて値下げしてもらう。それに店主が逆に右往左往してしまうという改作。

とにかく落語会では観客を楽しませてくれる萬橘さん。そんな中でも私が行った落語会で萬橘さんの魅力が詰まった落語をご紹介します。

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『井戸の茶碗』のあらすじと感想

麻布古川に住む正直者のくず屋の清兵衛。器量の良い若い娘に呼び止められ、裏長屋に住むその親、貧しい浪人者の千代田卜斎ぼくさいから、価値が判断できないからと普段は扱わない古い仏像を三百文で引き取った。

清兵衛は、この仏像がもしも売れて儲かったら、その半分は卜斎に差し上げると約束。

清兵衛が細川家の屋敷を通りかかると、細川家の家来・高木佐久左衛門がその仏像に目をつけ、五百文で買った。佐久左衛門が仏像をぬるま湯で洗っていたところ、仏像の台座の紙が剥がれて、中から五十両が出てきた。

佐久左衛門にしてみれば、仏像は買ったものの、五十両を買った覚えはない。

佐久左衛門は、五十両を元の持ち主に返せと清兵衛に渡す。清兵衛はその五十両を卜斎に渡そうとするが、卜斎は仏像からなにが出ようと、すでに売ったものだからと五十両を断固受け取らない。

かくして清兵衛、佐久左衛門と卜斎の板挟みになり、五十両をどうするか二人の間を行ったり来たりするはめに。。

▶『井戸の茶碗』のあらすじ、詳しくはこちらをご覧ください。

「そんなの知らないよ。あんまり正直ってのも面倒くせえな」

これ、萬橘さんの、正直者で通る清兵衛のセリフ。こういうことを言う清兵衛にはお目にかかったことがない。

萬橘さん、くず屋・清兵衛を落語のなかでその役割をしっかりと果たす正直者でありながら、ちょっとガサツで、自分の言いたいことをズケズケ言う人物として描き、この噺をグッとご自分の表現のほうへ引き寄せてました。

これが面白かった。また正直者一途だけじゃないところが、同時になんとも現代的

▼終盤、このやりとりで爆笑がピークに

卜斎「その高木殿、一人もんか?」
清兵衛「いや、一人もんじゃなく佐久左衛門です」

清兵衛「(百五十両を受け取った卜斎のところから)今度来るのは(茶碗なんかじゃなく)人間です」
佐久左衛門「いや、年寄りの面倒を見るのは。。」


清兵衛、卜斎の娘に会う度にきれいだとしつこいほどに褒めそやすのですが、これもラストの盛り上げに効果を発揮していました。

終わってみれば萬橘流『井戸の茶碗』で大爆笑。聴き慣れた『井戸の茶碗』をこれほど新鮮に聴かせるとは!

『井戸の茶碗』、萬橘さんの十八番と勝手に決定!

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『真田小僧』のあらすじと感想

ずるく賢い金坊が登場する真田小僧。

「おとっつぁんが留守のとき、おっかさんが男の人を家のなかに引き入れて。。、おとっつぁん、この話、聞きたい? じゃあお小遣いくれる?」

利口な子供が父親を手玉に取ってお小遣いをせしめる、おなじみの『真田小僧』。

『真田小僧』の詳しいあらすじは、こちらをご覧ください。

いつものように勢いたっぷりの萬橘さんの高座。
『真田小僧』は、金坊の親を親とも思わない喋りが痛快。

「後悔するなよ、金を出せ」
「子供がおとなしくしているうちに、出したほうがいいぞ」

「おっかさん、さびしかったんだと思うよ」
「40円出してのぞいたほうがいいと思うよ、お客さん」

と、おとっつぁんに対して容赦ない。もちろん、大爆笑です。

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三遊亭萬橘のスケジュール

三遊亭萬橘さんのスケジュールを簡単に確認できるのがチケットぴあ。ちなみに圓楽一門なので寄席には出演していません。

ま、確実にチケットがあるなということはわかります。全部のスケジュールを知りたい方は三遊亭萬橘さんは充実したHPをもっているのでそこをみれば基本的にはわかります。

▶三遊亭萬橘のチケット&スケジュール
▶三遊亭萬橘のHP

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