『青菜』落語のあらすじ(オチも)をわかりやすく紹介!

青菜 落語の演目あらすじ
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初心者のために落語のあらすじをご紹介!

落語ではよくあるパターンの話。ある人の佇まいや口調に惚れてそれを自分も真似するけど、結局失敗してしまう。『青葉』はそんなパターンの話の中でも有名な話です。

前半は江戸の夏の風流を感じ、後半はドタバタの楽しい落語。寄席などでも夏に多く演じられる定番の話です。

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『青菜』のあらすじと感想

青菜

芝居につきあわされる女房と大工には迷惑千万

.滑稽. .風流.

簡単なあらすじ

夏、商家の隠居夫婦の住む屋敷の広い庭。一服していた植木屋に「ご精が出ますな」と隠居から声がかかった。

水を撒いた庭に涼風が吹き抜け、隠居の物腰の柔らかい様子もあいまって、ここでは時間もゆっくりと過ぎていくかのよう。

植木屋は隠居が上方(関西)から取り寄せた「柳蔭やなぎかけ」というお酒とツマミに鯉のあらいをごちそうになる。そしてここから隠居と奥様の間で奇妙やりとりが始まる。

隠居は「奥や、奥や」と奥様を呼び「植木屋さんに菜(小松菜)のおひたしを」と頼む。

しばらくして奥様いわく「 旦那様、鞍馬山からなんとあの牛若丸がやってきまして、名は九郎判官義経」。隠居は「義経にしておきなさい」と応える。

植木屋にはなにを言ってるかまったく訳がわからない。

隠居は「『すでに菜のおひたしを食うてしまった』と言われたので『では、よしておこう』と応えたのだ」と言う。「客の前でもうないとは言うのは気まずいので」隠語でやりとりしたのだ。

この風流なやりとりにすっかり感じ入って長屋に帰った植木屋は、いやがる女房を説得して長屋でお屋敷でのやりとりを再現しようと企む。そこへ友達の半公がやってきた。とりあえず女房は押入れに押し込んだ。

植木屋〉植木屋さん、ご酒をおあがりか?
半公〉は?植木屋?植木屋はてめえだ、おれは大工だ!
植木屋〉上方の柳蔭やなぎかけだ。まあおあがり。
半公〉上方?ただの酒じゃねえか!
植木屋〉鯉のあらいもおあがり。
半公〉イワシの塩焼きじゃねえか!
植木屋〉ときに植木屋さん。
半公〉だから。俺は大工だって。
植木屋〉菜はお好きか?
半公〉菜なんて嫌えだよ!
植木屋〉そこは好きと言ってくれきゃ困るんだよ。頼むよ。
半公〉へ、どういうこと。まあいいや、わかった、好きだよ。
植木屋〉おーい、奥や!と手をたたいた。

〜押入れから汗だくになった女房が転がり出てきた〜

女房〉旦那様、鞍馬山からなんとあの牛若丸がやってきまして、名は九郎判官義経。
植木屋〉(こら、しまいまで言うんじゃないよ)ううーん、弁慶にしておけ。

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時間がない方へ超要約こんな話

夫婦の奥ゆかしい風流で絶妙な会話のやりとりに影響された男。それに憧れてなんとか真似してみるものの、案の定うまくいかない滑稽話。

落語好きの視点

緑の中、涼風が吹き抜ける夏の庭の風景と風流を味わった後には、狭苦しい長屋でのまったく噛み合わない言葉のやりとりに抱腹絶倒させられる、一席で二席分おいしい夏の噺。

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