桃月庵白酒は古典落語の笑いの少ない噺を爆笑落語に変えてしまうことのできる、落語界きってのセンスの持ち主。
オリジナルのギャグと言葉遊び満載で、軽味のある楽しい落語に仕上げて聴かせてくれます。もちろん、落語会や寄席でも屈指の人気者。その現場ではマクラで吐く毒でも観客を笑わせます。
30周年・40周年おめでとうございますと、気にかけてもらえるような落語家になりたい。
そんな意気込みを持ち、観客を笑わせて、楽しんでもらってこそ落語。そんな「桃月庵白酒」の魅力について!
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プロフィールと経歴
▼落語家になるまで
- 1987年に鹿児島から早稲田大学に入学。
- 落語に興味はなかったが大学に入学し、いろんなサークルをまわってた時にたまたま落語研究会の人に声をかけられ入部。そこで、初めて生で落語を聴いたところ「ドハマリ」してする。
- 1992年頃、将来を考えた時に他にやりたいものがなく、落語家は楽しそうと理由で落語家になる決意を固める。
- 五街道雲助に入門した理由は、単純に五街道雲助さんが好きだったから。また失礼だけど、くすぐりや声の調子などが“ほどよかった”から。
- 弟子入り志願のため師匠の自宅に伺った。緊張し、チャイム押すのに時間がかかる。それはこのチャイムを押したら、噺家になってしまうという恐怖心もあったから。結局は会えず伝言を残し、今度は寄席の前で会って思いを伝えるとトントン拍子で弟子入りが決まる。
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▼落語家になった後
- 1992年4月に早稲田大学中退し、六代目五街道雲助に初めての弟子として入門。前座名「はたご」となる。
- 1992年6月に上野鈴本演芸場にて初高座。
- 1995年6月に二つ目に昇進。「喜助」に改名。二ツ目時代は実は今のような明るい感じではなく暗かった。
- 1999年2月に北とぴあ若手落語家競演会奨励賞
- 2005年9月に真打に昇進し、「三代目桃月庵白酒」を襲名する。
- 2010・11年に花形演芸大賞「金賞」、「大賞」を受賞。
- 2018年3月/芸術選奨文部科学大臣新人賞
- 2021年現在の弟子は桃月庵こはく、桃月庵白浪、桃月庵あられの三人。
▼エピソード
- 師匠雲助はどちらかというと距離感を保って接するタイプで、あまり蜜な関係を好まなかった。
- 落語家になって嬉しかったことは、弟子入りを許可されたこと、二ツ目に上がれたこと。ちなみに真打に上がったときは特に嬉しくもなかった。
- 憧れの古今亭志ん朝師匠や柳家小さん師匠とあえて嬉しかった。さらに小さん師匠には、雑誌の袋とじの開け方を聞かれたのがいい思い出。
- 独演会ときにタワレコの「担当のイチオシ」を買ってBGMに使ったことがある。
- 「必ず節目で名前変えろ」が師匠の持論で、白酒さんは前座名「はたご」でスタートし、二ツ目では「喜助」。真打昇進時には「桃月庵白酒」とついに亭号まで変えた。
- 二ツ目の半ばまでは暗い芸風だったという白酒さん。そんなとき古今亭志ん朝師匠に“落語なんてお客さんが喜ばなきゃ存在価値ないんだから、まずはお客さん喜ばせなさいよ。お客さんは楽しい気持ちになりたいから落語聴きにくる。だったら、マクラとか噺とかもっと楽しくしゃべりなさい”と言われて考え方が変わる。
- 2010年インタビュー時、“二ツ目ながら内幸町ホールをいっぱいにした春風亭一之輔くん。以前だったら考えられない。僕達の世代だと、柳家三三さんが国立演芸場などで独演会をやっていて「俺もできるかも」という目標になる”と語った。
▼結婚について
結婚については調べたのですが、出てきませんでした。ただ、2022年にコロナの濃厚接触者になってしまったと報告があった時に、身内に新型コロナの陽性者がでたという発言がありましたので、おそらくご家族がいるのだろうと思います。
桃月庵白酒の魅力と評判
▼桃月庵白酒さんの評判!
- 古典落語の名手として名高い!
- 滑稽噺で爆笑をとる。そして滑稽じゃない噺も滑稽にできる力がある!
- どんな役も演じられる美声がすごい!
- 噺の中に盛り込むダジャレや言葉遊びのセンスも抜群!
そんな桃月庵白酒さんの魅力を詳しくご紹介します。
❶滑稽じゃない噺も滑稽に
「滑稽噺をもっと滑稽に、ちっとも滑稽じゃない噺も滑稽に」
これが桃月庵白酒の落語。そもそも「人情噺は嫌い」と公言していた白酒さん。泣ける噺は白酒さんの落語ポリシーに合わない。
で、どうしたかというと、枠組みはそのままに、演出をガラリと変えて、笑いどころいっぱいの噺にしてしまった。
人情噺の代表作『芝浜』を笑える噺に
通常の芝浜ではダメ亭主とそれを支える心やさしい女房の話。
しかし白酒さんの芝浜では魚屋の勝五郎は女房の尻に完全に敷かれている、人の良い男。その亭主が大金が入った財布を拾ったので、どうしたものかと考えた女房。
亭主のことだから目を見開いて三回念押しすれば言うことを聞くはずと、夢を見たのだろうとウソをつく。かくして大して苦労することもなく、うまいこと女房は財布を隠し通し自分のものとした。。
▶通常の『芝浜』のあらすじ、詳しくはこちらをご覧ください。
不気味な演出の『死神』も滑稽噺にしまう
白酒さんにとって自分の演る落語とは、滑稽噺、爆笑噺でなくてはならないのです。
白酒版のこの死神、太っていて血色が良い。死神といえば、老いさらばえた骨と皮だけの老人と相場が決まっていたので、この見た目の造形だけで笑える。
さらに性格もやけに前向き。自殺しようとしている主人公に「いっしょに生きよう」と積極的な優しい言葉をかける死神。
また、楽しいのは毎回変わる呪文の言葉。白酒さんの呪文の内容はその時のニュースや世相をいれてその都度内容が下記のように変わる。
▶通常の『死神』のあらすじはこちら
●あじゃらかもくれん。オミクロン。カラダに良さそうですね。
~恵比寿ルルティモ寄席より~
●あじゃらかもくれん総裁選、本当は嫌がらせで出たんじゃないですか。
~よってたかって秋らくご’21より~
❷どんな役も演じられる美声
滑稽噺の名手・白酒さん、その口跡は滑らかでありながら同時に歯切れよく軽快。さらに、とても美声なので、登場人物によってはもはや可愛い。
上記の死神、男が約束をやぶったとき、甘えた声ですねるように「バカ、バカ〜」と言って姿を現します。これなども、とても可愛い。その表情の可愛らしさもあいまって、子供役、女役も見事にバッチリはまって観客を沸かせます。
その反対の田舎者も不思議なほど上手い。落語で出てくる田舎者といえば、おなじみ「権助」。さらに『新版三十石』では訛りの強いガラガラ声の講談師が登場。
白酒さんの表現の豊かさには驚くばかりです。
❸言葉遊びのセンスも抜群
滑稽噺をさらに面白くするための地口遊びも、白酒さんの魅力のひとつ。
地口遊びとは言葉のもじりやダジャレなどの言葉遊びなのですが、白酒さんはユーモアたっぷりの言葉をはさんだり、わざと言い間違いしたりで、笑いを積み重ねていきます。そのセンスの良さは落語家のなかでも抜群。
笑いに対する強いこだわりを、確かな技術で軽やかに鮮やかに滑稽噺に結実させる落語家、それが桃月庵白酒です。
おすすめ演目「この五席を聴け!」
❶『松曳き』
『松曳き』は殿様とその家老・田中三太夫の二人が、庭の赤松の植え替えや、国許から届けられた手紙をめぐってドタバタを繰り広げる噺。
殿様、三太夫とも揃って粗忽な慌て者。一瞬前のことも覚えていられない。始まりはこんな具合です。
殿様「これこれ、三太夫」
三太夫「ははっ」
殿様「なにやつじゃ」
三太夫「三太夫でございます」
殿様「何用じゃ」
三太夫「殿がいま、お呼びになられたご様子で」
殿様「なにをしておる。たわけ者め」
『松曳き』はこんなボケの掛け合いの展開に加え、白酒さんならではのスピーディな言葉遊びもたっぷり楽しめる爆笑噺です。
❷『鰻の幇間』
芸人である幇間(たいこもち)が素人の男にまんまと騙され、奢ってもらうはずが、自分で勘定を払うはめに。。。『鰻の幇間』はそんな噺。
白酒さんの落語の基本路線は笑いどころの多い滑稽噺ですが、これもそのひとつ。
鰻を奢らされたばかりか、土産まで持っていかれた幇間は、やり場のない腹立ちを、なにを言われてもぬかに釘のまったくやる気のない鰻屋の女中にぶつける。その幇間のネチネチした小言が、いちいち可笑しくて大爆笑。
❸『真田小僧』『厩火事』
前述したように、子供役、女役での白酒さんのはまり具合には驚かされます。
真田小僧
利口な子供が、母親の浮気をみたと話をでっち上げる。子供は父親にどんな内容か知りたければお小遣いをくれと催促する。父親は気になってしょうがないからどんどんとお金を払う。そんなずる賢い子供でおなじみの『真田小僧』。
▶『真田小僧』のあらすじはこちら
その主役はご存知、金坊。白酒さんの演じる金坊はもちろん大人顔負けに利口なのですが、とにかく可愛いのです。
これまで数多くの落語家で『真田小僧』を聴いてきましたが、白酒さんの金坊ほど可愛い金坊には出会ったことがありません。
厩火事
『厩火事』は、髪結い(理髪業)の女房が、働かないで酒ばかり飲んでいる亭主を、本当のところは自分のことをどう思っているのだろうとはっきりさせるために、亭主が大切にしている皿を割ってみる。さて亭主はどんな反応をするか。という噺。
▶『厩火事』のあらすじはこちら
白酒さんの女役の場合、亭主を尻に敷く強い女房も見事なのですが、どうにも煮え切らない、それでいてナチュラルにボケている女もまた魅力的。
さらに白酒さんお得意の現代版ダジャレが炸裂は爆笑!
旦那「昔、唐土に孔子という人がいて」
お崎「まぼろしの子牛、ということは、松坂でもなく神戸でもなく?」
旦那「麹町にさる旦那がいた」
お崎「お猿の旦那?」
旦那「焼き物に凝っているんだ」
お崎「うちの人もメークインがいいって」
旦那「焼き芋じゃないよ」
声がいい白酒さん、子供の可愛さと同様、女役も愛嬌があってとても可愛いです。
せっぱつまって心拍数も上がっているお崎さん、言われたことを自分のアタマで咀嚼しない、いい話を簡単に台無しにしてしまう女なのに、白酒さんが演るとなんとも可愛いんですよね。
相手をする旦那はすっかりキレちゃってますが、亭主が髪結いの亭主でも、お崎は幸せな一生を送りそうだということがわかる愉快な一席。
❹『死神』
借金まみれの男が自殺しようとしているところに、みすぼらしく老いぼれた姿の死神がやってくる。死神は病気を治せる呪文を教えてやるから医者になれという。そうすれば金持ちになれると。
しかし、枕元に死神がいるときは死がすでに確定しているから呪文は使うなと約束させる。そんなある日、大店の主人の病気を直してくれと頼まれる。
しかし死神は枕元にいる。ことわるが大金を払うからといわれ結局あるトリックを使って呪文を唱えてしまう。怒った死神がまた男のところへやってくる。
火のついた無数のロウソクが並ぶ洞窟へ連れていく。見ると、今にも消え入りそうなロウソクがあった。その火は、男の運命そのものだった。果たして男の運命は?
▶『死神』のあらすじ、詳しくはこちら、また落語会ルポはこちらをご覧ください。
不気味な『死神』が面白い噺に。これはなかなか衝撃的です。ご紹介の夢空間CHANNELはあいにく抜粋なので、ぜひフルバージョンでお聴きください。
滑稽噺=桃月庵白酒ということがはっきりとわかる見事な演出です。
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桃月庵白酒さんのCDやDVD、動画をご紹介します。ちなみにの白酒さんのCDやDVDは人気なのでオススメ以外にもいっぱい発売されてます。Amazon等でチェックしてみてください。
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どんな落語家の落語が聴けるのかというと、いま現在実力・人気を兼ね備えた落語家、春風亭一之輔、立川志らく、柳家喬太郎、桃月庵白酒、三遊亭白鳥、三遊亭兼好、入船亭扇辰、林家たい平。
さらにその師匠クラスの春風亭一朝、五街道雲助、三遊亭圓楽、三遊亭小遊三、古今亭志ん輔。すでに故人となった落語の歴史に名を刻む昭和の名人の桂歌丸、三遊亭円楽など。
▼桃月庵白酒さんの聴ける落語演目
●演目/死神、幾代餅、新版三十石、船徳、長屋の算術、青菜、親子酒、らくだ、芝浜、居残り佐平次、化物使い、花色木綿、氏子中、井戸の茶碗、火焔太鼓、鰻の幇間、宿屋の仇討、時そば、だくだく、あくび指南、お化け長屋、牛ほめ 等
CD&MP3「毎日新聞落語会 桃月庵白酒」シリーズ1〜4
毎日新聞落語会シリーズと1〜4まで発売。〈1〉の発売は2014年。そこから人気・評判をよび第4弾までシリーズは続いてます。〈1〉〜〈3〉はCD1枚組の各2演目収録(約60分)、〈4〉はCD2枚組の5演目収録(約2時間)。
MP3版もあるので気に入ったらダウンロードしてすぐ聴くこともできます。
◆「毎日新聞落語会 桃月庵白酒」内容 【シリーズ1】火焔太鼓、鰻の幇間 【シリーズ2】抜け雀、船徳 【シリーズ3】らくだ、死神 【シリーズ4】幾代餅、井戸の茶碗、花色木綿、氏子中、長屋の算術 |
DVD「桃月庵白酒 落語集」
2012・2013年に渡って発売された桃月庵白酒さんの高座の熱演を収めたDVD。どちらも1時間収録。〈2012発売版〉収録演目「笠碁/化物使い」、〈2013発売版〉収録演目「二番煎じ/不動坊」。
評判も上々!一見の価値アリです。
桃月庵白酒のスケジュール
桃月庵白酒のスケジュールを簡単に確認できるのがチケットぴあ。もちろん寄席だとかぴあで販売してないものは載ってません。ま、確実にチケットがあるなということはわかります。全部のスケジュールを知りたい方は桃月庵白酒さんはHPをもっているのでそこをみれば基本的にはわかります。
桃月庵白酒出演の落語会ルポ
いろいろな落語会に出演している桃月庵白酒さん!
2021年9月25日(土)、よみうりホールで開かれた「よってたかって秋らくご’21/21世紀スペシャル寄席ONEDAY 昼の部」の落語会に出演していました。
柳家喬太郎・春風亭百栄・三遊亭萬橘さんも出演する豪華な会。
この模様、詳しくはこちらでご紹介しています。
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