『やかん』落語のあらすじ(オチも)をわかりやすく解説!

やかん 落語の演目あらすじ
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初心者のために古典落語のあらすじをご紹介!

今回ご紹介する演目は『やかん』。物知りを自慢するご隠居を、なんとか困らせてやろうと熊公が頑張る滑稽噺。

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『やかん』のあらすじと感想

やかん

嫌なやつだけど知恵者

.滑稽.

簡単なあらすじ

隠居は自分は物知りだと自慢するようなちょっと嫌なヤツ。いつも隠居にバカにされてる八五郎はなんとか隠居を困らせてやろうとやってきた。

熊公〉魚のイワシはなんでイワシっていうの?
隠居〉そんなこともわからんのか。いいか犬ってしってるか?
熊公〉もちろん知ってるよ。でも俺の聞ききたいのはイワシだよ。
隠居〉いいから聞け。犬ってのは自分の縄張りを示すために、おしっこをして主張するわけだ。イワシもおんなじだ。イワシはにおしっこをシーってして縄張りを主張する。そこから『イワシ』って呼ばれるようになった。

熊公〉ふーん。じゃあマグロは?
隠居〉マグロは1匹ではなく大群でやってくる。そうすると海面が真っ黒になる。真っ黒=マグロになったというわけだ。

隠居は八五郎の「じゃあ鯛は?じゃあクジラは?…」などの質問に、こじつけを駆使し見事に答えていく。だが八五郎は諦めず、魚以外も質問する。

熊公〉じゃぁこの鉄瓶は?
隠居〉そんなの鉄で出来ているビンだから鉄瓶だろ。
熊公〉じゃぁこの土瓶は?
隠居〉簡単だ。泥で出来ているビンだから土瓶だろ。

熊公〉んんん。じゃ、やかんは?
隠居〉そりゃあ、矢でできては・・ないな。いいか、その昔、やかんは水沸かしといっててだな。
熊公〉ちょっとまって?水沸かし?湯沸かしじゃなくて?
隠居〉無知な人間は嫌だね。考えてもみろ、水を沸かして初めて湯になるだよ。
熊公〉それじゃなぜ水沸かしが、やかんになったの?
隠居〉その昔、川中島の合戦で闇討ちにあった武士がいた。武士は兜が見つからず、代わりに水わかしをかぶった。そこに敵の矢が命中してカーンという音がした。矢が当たってカーンで、やかんだ。

隠居は嫌なやつだけど知恵者である。

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