『厩火事』落語のあらすじ(台本・オチ)を解説!

厩火事 落語の演目あらすじ
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初心者のために落語のあらすじをご紹介!

今回の『厩火事』は孔子のエピソードを元にしたお噺。妻が亭主の愛情を試すために仕掛けた作戦はいかに。

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『厩火事』のあらすじ

厩火事

.人情. .夫婦.

簡単なあらすじ

髪結い(床屋)のお崎が亭主とまたケンカしたということで、仲人の旦那の家でグチを言う。その亭主は仕事もしない怠け者で、文字通りの「髪結いの亭主(妻の働きで養われている夫)」。

旦那も、その亭主に小言を言っているのだが、一向に怠け癖が直らない。旦那はお崎に「もう諦めて、別れろ」と言うが、お崎は「別れない」と言い張る。お崎は心の底では亭主に惚れ抜いているのだ。

でも、亭主が自分のことをどう思っているかについては、お崎は不安で仕方がない。

旦那が故事を話す。

「昔、中国に孔子こうしという偉い人がいた。孔子が出かけている時のこと、うまやから火事が出て、孔子が大切にしている白馬が焼死した。孔子が帰ってきたが、白馬のことはまったく気にかけず、弟子たちが無事であったのを喜ぶだけであった。弟子たちは自分たちのことを思ってくれる孔子を、以前にも増して敬愛するようになった。」

もうひとつ、これは江戸の話。

高級な焼き物に凝っている麹町に住む旦那。その妻が、旦那が大切にしている皿を持ったところで立ちくらみ。ドスンと尻もちをついたがなんとか皿は守ることができた。

この旦那は妻のことは眼中になく、皿のことだけを気にした。あくる日、妻はいなくなっていた。この夫婦の仲人がやってきて、娘を大切にしない家にこのままいさせることはできないと、妻の実家から離縁の申し出があった。

お崎はこの話を聞かされ、亭主の気持ちを試してみようと決意した。

お崎の亭主も、その価値はグッと下がるものの、皿を集めていたのだ。長屋に帰り、亭主が大切にしている皿を本当に割った。

「ケガはないか」と駆け寄る亭主。お崎は、亭主が自分のことを大切にしているとわかって喜ぶ。

「ありがたいよお〜」。

お崎「お前さん、あたしのことが心配?」

亭主「当たり前だ。お前にケガされたら、明日から酒が飲めねえや」

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時間がない方へ超要約こんな話

亭主の愛情を確かめるために大事にしている皿を割り、皿ではなく怪我はないかと自分を心配してくれるか試す噺。

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