『崇徳院(すとくいん)』落語のあらすじ (オチも)をわかりやすく解説!

崇徳院 落語の演目あらすじ
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初心者のために古典落語のあらすじをご紹介!

今回ご紹介する演目は『崇徳院すとくいん』。息子が恋の病にかかり寝込んでいた。父親が心配し、息子の友人に一目惚れした相手を探してもらうようにお願いする。

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『崇徳院』のあらすじと感想

崇徳院写真

目当ての人は見つかった!落ち着け

.滑稽.

簡単なあらすじ

大店おおだなの若旦那がご飯も喉に通らす寝込んでいた。医者に診てもらったところ悪いとこはないということで、きっと気の病だろうというのだが、詳しい原因がわからない。

心配した父親は、息子の幼なじみで気心の知れた熊五郎を呼ぶ。気心の知れた熊五郎になら、息子は胸の内を明かしてくれるだろう。

熊五郎が色々聞いてみると、若旦那は恋の病だとわかった。実は、何日か前に上野の清水さまにお参りに行った時、そこで会った商家の娘と思しき美しい女にひと目惚れしたのだ。しかも、どうやら相手の感触も悪くなく二人は両思いだった。

というのは、二人の別れ際、娘はある歌の上の句が書かれた短冊を若旦那にそっと渡したのだ。ただ二人とも名前を名乗らなかった。つまりどこの誰か、二人とも知らない。

「背を早み岩にせかるる瀧川の」というのがその上の句。下の句は「われても末に逢はむとぞ思ふ」というもので、いまは別れてもいつかは一緒になりましょう、という百人一首にもおさめられている崇徳院の有名な歌だった。

若旦那の父親はこの歌を手がかりに、その娘を探せと熊五郎に命じる。それができたら、なんと熊五郎がいま住んでいる三軒長屋を丸ごと遣ろうと言うので、熊五郎も断れない。

それからというものの、熊五郎は人が集まっていそうな床屋や湯屋で、恥ずかしいのをこらえて「背を早み〜」と叫び、それに応えてくれる人を探す毎日。

熊五郎が疲れ果てて床屋に入ったところ、お店のお嬢さんが恋の病をしていて、その相手の男を探しているという男に出会う。

なんと偶然。熊五郎はその男に探りをいれ、二人の探してる相手が互いに探してる相手だとわかった。しかし、熊五郎とその男、譲り合えばいいのに、お互いが相手を自分のところのお店に相手を連れていこうともみ合いになり、暴れたせいで床屋の鏡を割ってしまった。

怒る床屋!

すると熊五郎は「心配するねえ。割れても末に買わんとぞ思う(下の句の「われても末に逢はむとぞ思ふ」ダジャレ)」

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